【SkyDrive】2020年12月26日放送分

大楽
おはようございます。FirstMaker~希望のストーリー~。大楽聡詞です。この番組はふくしま FM と茨城放送の2局をネットしてお送りしていきます。
新しい時代を切り開き日本に新たな産業を起こそうとしている企業や研究者にスポットを当て、彼らが目指す未来をお聞きし、震災の復興、そして新しい産業のリアルタイムな情報をリスナーの皆さんに感じてもらおうという番組です。

そして番組アシスタントはこの方です。

田巻果奈です。今週もよろしくお願いします。

よろしくお願いします。
さあ田巻さん、2020年ラストの放送となりました。

早かったですね。

早かったですね。今年を振り返る時期になりましたけどどんな一年でしたか。

今年は色々ありましたよね。

コロナがありましたのでね。

自粛して全てにおいて我慢していたみなさん年だったと思うんで来年は踏み出す年、チャレンジする年にしたいです。4年生なんで。

なるほどね。頑張りましょう。

頑張ります。

大楽
来年はこの番組ももっといろんな人たちに聴いてもらえるように頑張っていきたいと思います。ブログとかTwitter もどんどん情報をお出ししていきたいと思いますのでぜひアクセスしていただきたいと思います。
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田巻
フォローお願いします。

今週のゲスト:株式会社SkyDrive 宮内純枝さん

大楽
さて、今週も先週に引き続き株式会社SkyDrive取締役社長室長宮内純枝さんをゲストにお招きしてお話を伺っていきましょう。宮内さんよろしくお願いします。

宮内純枝さん

よろしくお願いします。

大楽
先週は空飛ぶ車の開発秘話であったりとかこれから僕たちが乗れるようになるまでこういう感じになるんですよというの色々教えて頂いたと思うんですが、今回はそのSkyDriveの未来について、これからの取り組みについてお話を伺いたいと思います。お願いします。

宮内さん
はい。そうですね、2020年の夏、今年の夏に、人が乗って飛ぶという有人飛行試験を公開で行いまして、これがまず大きな一歩になったなあというふうに思ってます。

『空飛ぶクルマ』を開発する SkyDrive(スカイドライブ) 世界初披露の機体「有人機 SD-03」で、公開飛行試験を成功
https://skydrive2020.com/archives/3506

大楽
8月くらいに。僕もニュースで見ました。

宮内さん
そうですね、ありがとうございます。世界113カ国で報道されました。

大楽
すごい。そんなになんですか。

宮内さん
そうなんです。日本よりもアメリカの方が何倍も放送されまして、航空機に興味があるって言うのと、やはり私が感じたのは日本製のモビリティ、日本製というのは壊れにくく安心安全ユーザビリティがいいっていう印象はあられると思うので、

大楽
信頼があるということですね。

宮内さん
そうですね、日本製のモビリティに期待していただけてるんだなーっていうふうにすごく感じました。これがまず大きな第一歩になったと思っています。次のステップで言いますと、2023年ですね。

大楽
もうだってすぐですよね2023年って。

宮内さん
そうですね、今、空の官民協議会っていうのがありまして、こちらは国交省経産省が事務局になって、民間企業が参加している、大学の先生なんかも参加してるものなんですけれども、そちらで決めた、まずロードマップがあるんですね。

大楽
計画書みたいなものですね。

宮内さん
そうですね、それで行きますと2023年度に空飛ぶ車の事業化をしようっていう風な目標になっていまして、我々もそこに合わせて焦点を当てて開発を進めていますので、そのタイミングでは社会実験とかではなくちゃんとビジネスとして空飛ぶ車を飛ばすという目標においております。

大楽
ということは先週ちょっとお話しいただいた、個人が運転するのは難しいけどタクシーのように運転手がいてお客さんとして僕たちが乗る、っていうのはもしかしたらその2023年。

宮内さん
そうなんです。それを私たちは目指しています。

田巻
そんな近い将来そうなっちゃうんですか。

宮内さん
そうなっちゃうんですね。その後は、先週もお話しした自動運転に向けての開発が進んで行くと思いますね。

大楽
なるほど。僕ちょっとSkyDriveさんの YouTube をちょっと見させて頂いて、それが朝起きると鎌倉かどこかに行って、

宮内さん
そうなんです。

大楽
ですよね。鎌倉かどこかにいて、今から20分後ぐらいに会議に行くよみたいなやり取りをして。

宮内さん
六本木ですね。

大楽
六本木でしたね。六本木に行くよって言って車で行くんですけど渋滞だから途中で空行く、飛ぶっていう。え、これ2030年なのっていう。

宮内さん
そうですね。色々と難しいところはあると思うんですけど、

大楽
先週のお話からすると結構色んなところで難しいところがあると思うんですけど。

宮内さん
そうですね、実際に飛べて、走行もできる、公道も走行できるってなると、航空法道路交通法と2つの法律をまずクリアしなければいけないっていうそういった難しい話と、技術的にも車は安定するために比較的重たく作られてますね。軽くすることにコストをかける必要はそんなにないっていうモビリティなんですけれども、航空機は軽くすることが第一なので、そこは相反する技術というか思考なんですね、モビリティとして。どう正しく融合させていくかっていうのはありますよね。

田巻
タイヤ自体も重いですよね。

宮内さん
そうですね、タイヤも重いですし、そのエアバッグとか出るじゃないですか、車だと。それをじゃあ空飛ぶ車に置き換える時にどんなものになるんだろう、みたいな、考え始めるととてもとてもきりがないくらいいろいろあるんですけど。 安全性とかいろいろあるんですね。

大楽
安全性とかいろいろあるんですね。

宮内さん
そうですねそうですね。ぶつかっても安全。いろんな何かがあっても安全と。

田巻
そうですよね、雨とか雷とかいろいろありますし。

宮内さん
そうですね。なので私たちとしては最終的にはやはり走って飛ぶパーソナルモビリティっていうところはコンセプトとしておいています。ただ登り方として、まず走ることは今現実にたくさんの自動車が成しえてることじゃないですか。一方でその電動で小型の回転翼ですね、が飛ぶってことはなかなか今成しえてない現実なわけですよね。なので、まずはこの難易度が高い飛行の方をクリアして階段を上っていこうという風に思ってます。

大楽
いやあなんか話聞いただけでも、僕がふと思ったのは、これトライアンドエラーめっちゃ大変なんだろうなっていうのが正直な感想ですね。

宮内さん
そうですねまぁそうなんですけど。ただだからこそ応援してくれる方も多いと言うか。「想像はしてました」と。「そういう未来が来たらいいなと思ってました」と。でもなかなかコミットすると言うか、する企業っていうのは出なかった中で、なので、たくさんの方に応援していただいたり期待していただけてるんだなーっていうふうに思っていて、それはこのチャレンジを選んでよかったなっていうふうに、ありがたいなという風に思ってる部分ですね、本当に。

大楽
映像としては本当に僕ば映画の世界で、ブレードランナーであったりとかフィフス・エレメントみたいな、空中を当たり前のように車が行き来、これがもう将来なんだなって思ってましたけど、確かに「じゃあやりますよ」っていう人ってあんまり……映像見てから、だってブレードランナーって80年代ですよね。

宮内さん
おっしゃる通りなんですよ。それはやはり現実的にそのドローンの発展があって着手がしやすいようになったっていう本当技術的な背景があると思いますね。

大楽
掌サイズのドローンですらめちゃめちゃ難しい運転だし、作るのも大変、それをじゃあ人が乗るってなったらもっと大変じゃないですか、当たり前のように。それに取り組んでる人達ってホント凄いなって思いますね。

宮内さん
エンジニアのメンバーにたとえを教えてもらったんですけれども、例えばこういったボールペンをこうやって真ん中で二本の指で持つことはできますよね。これが物干し竿になったらこうやって真ん中をつまんで安定して持ってられますかと言ったら、こうやってぶれますよね。

大楽
確かにそうですね、重さもありますし長さもありますからね。

宮内さん
なので、やはりその小さいもの、ドローンを大きくするだけでしょっていうことも、それも間違ってはいないんですけれども、そこの難易度はシンプルな難易度じゃないんですよね。

大楽
確かに、全然違いますもんね。

宮内さん
そうなんです。

田巻
課題だらけですね。

大楽
知らないこといっぱいありますね。この後も宮内さんのお話お伺いしたいと思います。


新しい未来のための、現在の在り方

大楽
今週は先週に引き続き株式会社SkyDrive取締役社長室長の宮内純枝さんをお迎えしています。
さあ、SkyDriveの話を2週にわたって聞いてるんですけど、夢がすごくある会社ですよね。そういうところで働いてる人って日々どんなことを考えて行動してるのか、こういうこと考えながら行動してる、結構大切だなって思うことがあれば是非教えて頂けると多分田巻さんの心に刺さるんじゃないかな、もしくは将来彼女のためになるんじゃないかなと。

田巻
教えてください。気になるところですよね。

大楽
僕も学びたいですそういうの。

宮内さん
よく弊社の社長の福澤が他の人にこう言われるっていう話なんですけども、「福沢さんはできる理由を明るく話しますよね」て言われるんですね。やはりですね、我々のような技術的に難しいとかその非常にチャレンジが多い仕事をしていると、やはり、ついできない理由を話したくなりますし、出来ない理由はもうあげたらキリがないほどありますと。でもその中で「これこれこうならばできるんじゃない?」っていうその可能性の会話ですね、出来る理由っていうのを話すっていうのはすごく会社の中がポジティブになるなあっていう風に思っていて、弊社の福澤がよくそのような感じのことを口にしてるなあって私は思いますね。

大楽
やっぱり上の人がそういうポジティブなことを言うのって会社自体もそれで回ると思うんですよね。それが上の人がネガティブなこと言うとやっぱ会社って上の人の顔色を伺ってしまうと言うかそういうところがあるので、そうすると新しい発想があってもそういったこと言いにくくなってしまうし、こんなことしたいけどいやでも上の人がなどうしようかなっていうのはあるじゃないですか。それがポジティブなことを言っていただいたら、間違っていたとしてもまずは上げてみようっていることになるし。

宮内さん
そうですね。

大楽
そういうところが違うんでしょうね。

田巻
感動してしまって言葉にならなかった。

宮内さん
ありがとうございます。

田巻
そういう考え方なんだと思って。だってこう弱音吐きたくなるじゃないですか、こういう0か1かのときなんて。なのにそれをポジティブに捉えて、できる理由を探して、周りまで上げてくって素晴らしいですね、素敵。そうなりたいですね。

宮内さん
おっしゃる通りですね。そうですね。

大楽
僕本当に、田巻さんにいつもネガティブなことしか言ってないんで、今すごく反省してます。

田巻
それは逆に学びがありますけど。

大楽
こんな人間にはならないようにっていうね。

田巻
そういうことじゃなくて。そういうことじゃないんですけど。いや色々。

宮内さん
困ってますね。今困ってます。

大楽
これはね、多分、多分、「あ、図星だ」って。

田巻
違います違います。

大楽
いや一番痛いところ突かれた。

田巻
今、いろんな人から吸収してる時期なんで。

大楽
いいことも、悪いこともね。

田巻
いや違います、いろんな情報を。これを、アウトプットしたい。

宮内さん
ちょっと赤くなったりしてね、困ってますね。

事業を起こそうとしている人、若い人に向けて

大楽
今そういうお話をいただいたんですけど、最後に新しい地方を作るために産業を起こそうとしてる人、そしてまた田巻さんのような若い人学生の方に向けて宮内さんからメッセージをいただいてもよろしいでしょうか。

宮内さん
はい。本当に、最近って働き方が多様化していて、コロナもあってリモートが当たり前になったのもたまたま外的な要因があったからですけれども、やっぱり本当にちょっと前までは在宅で仕事をするってどこか罪悪感があったり、特殊な人というイメージあったと思うんですよね。なので、刻々と働き方の定義とかが変わってると思います。副業も当たり前にどんどんなってますし。そういう風に考えるといろんな働き方があるんだっていうふうに、まずそこを自分に許してあげると言うか、そうですね。

大楽
固定概念を持たないという。

宮内さん
そうですね、全然今ってAという働き方を選んで、「あ、違ったんだなぁ」とか1回失敗を経験した後に 、B という働き方をすごく選びやすい社会だと思っているので、興味が湧いたりしたら思い切って行ってしまっても、結局その後にまた別の道を選ぶ事っていうのができるので、あまり躊躇せずたくさんの選択肢がある、でそれはもう全然どれもこれも取り返しがつくと言うか、後になってリカバーできることだっていう風にその明るく捉えていただけると、私はいいかなという風に思いますね。やらなくって後悔しちゃうよりはやった方がいいってよく言うじゃないですか。で、且つ、そのやった後に必ず学びプラスで取り返しがつくのが今の世の中だと思うので、そうですね、固定概念にとらわれなくていいのかなという風に思いますね、はい。

田巻
ありがとうございます。その方が確かに生き生きと働けますよね。やりたい分野だし。

宮内さん
そうですね。生き生きとすることが大事ですし、やっぱり生き生きとしてる人に集まってきますよね。

大楽
ああ確かに。

田巻
確かに。そういうことか。

大楽
僕に人が集まらないのはそういうことだね。

宮内さん
いやいやいや。

田巻
いやいやいや。めちゃめちゃ生き生きしてるし、めっちゃ集まってますよ。

宮内さん
私までフォローに入りましたよ。

大楽
先週と今週で、初めてというか2回目ぐらいの人に突っ込まれてしまいました。
いやでも本当に、先週と今週ですね、いろいろためになる話 ありがとうございました。

宮内さん
とんでもないです。

田巻
ありがとうございます。

大楽
株式会社SkyDrive取締役社長室長宮内純枝さんにお話を伺いました。宮内さん本当にありがとうございました。

エンディング

先週今週は株式会社 SkyDrive 取締役社長室長の宮内純枝さんをお迎えしました。

いやいい話でしたね最後ね。

ほんとに、じーんってきちゃいました。

ね。やっぱりやらない理由をね、考えがちですけど、それだと良くないんだね。

そうですね、できる理由を明るく話すっておっしゃってましたけど、そこが大事なんですね。

頑張ります。ただこのことをね、寝たら僕すぐ忘れちゃうんで、忘れないようにしようと思って。

ほんとですよ。私書いときましたもん。

素晴らしい。俺どっかに消しゴムがあるんだよね。

自動的に消えちゃう。

そう。消えちゃう。そうじゃない2021年。頑張ろう。

頑張りましょう。