【Made in 福島のガラスを全国へ ~エヌビーエス~】2021年11月27日放送分

今回のゲスト:株式会社エヌビーエス 常務取締役 松田俊明さん

大楽

前回は総合ガラス加工メーカー、株式会社エヌビーエスさんの会社のことであったりとか。

来年1月、福島県双葉郡楢葉町にオープンする エヌビーエス さんのガラス加工工場についてお話を伺いましたね。

田巻

そうですね。ガラスって身近に色々溢れてますよね。

大楽

改めて知りましたね!

田巻

びっくりしました!

大楽

今週は松田さんの個人的な部分にも触れていきたいと思います。

松田さん、よろしくお願いします!

松田さん

よろしくお願いします。


松田さんのご経歴

大楽

まずは松田さんのご経歴をご説明したいと思います。

昭和58年 9月に国立富山商船高等専門学校航海科を卒業。これって…船乗りの学校じゃないですか?

松田さん

はい。船の、俗にいう外洋船の船長さんを育成するような学校ですね。

大楽

この航海科ってどんな授業を行うんですか?

松田さん

水流力学だったり。例えば船をどういうふうに運航をすると、どんなふうに進む・止まるか。

あとは公安の法律だったり、国際法上だったり…いろんな船をとにかく世界中運航するに値する学力をつけないと、国家試験を持ってないと船に乗れないんですね。何十万という単価だったりするので。そのような勉強はしてましたね。

大楽

その後、就職先というのが…。

松田さん

山九(さんきゅう)っていう会社なんですけど。

学校を卒業して、本当は皆さん大体卒業生は船に乗ったりすることが多いんですけど、学生の頃ちょっと目を悪くして、あとちょっと陸上勤務に少し魅力を感じた部分もあって。山九っていう会社に入社して、その時は山口県の方に3年半ほどいましたね。

大楽

そちらに一番最初に就職をされたということで。

その後昭和62年の1月に三芝硝材株式会社、こちらの方に入社ということで。

こちらは今と同じような会社ですよね?

松田さん

そうですね、どちらかというとライバル会社ですね。

大楽

なるほど。

松田さん

そこで32年間勤務させて頂いて、平成29年の8月に三芝硝材を退社して。

競合会社のエヌビーエスの社長から声がかかって、3年前に入社したというような感じですね。

大楽

ライバル会社から行くってどうなんですか…?入社したときの周りの目であったりとか。

松田さん

周りの目はですね…まあみなさんビックリしてましたね。

田巻

そうですよね…!

松田さん

びっくりはされてましたけど、その三芝硝材さんでやらせていただいた仕事っていうのがやっぱり自分の身になってるのもあって、製造方法だったり、業界の知識だったり、人脈だったり…。

それをまあ今は活かさせて頂いて、 エヌビーエスで仕事させてもらってるって感じですかね。

株式会社エヌビーエス 常務取締役 松田俊明 さん

福島との関わり アクアマリンふくしま

大楽

そして松田さん、福島との関わりとかはいかがですか?

松田さん

福島というとですね、以前の会社ですけどアクアマリンふくしま、小名浜にある大きな水族館ですよね。そういう現場とかも納めさせていただいたりしますね。

大楽

アクアマリンふくしまって、手掛けられていたんですか?

松田さん

私どもの会社だけでもないですし。全国の名だたる加工メーカーさんが力を集結してあの建物はできてるんですけど。

前回ちょっとお話しさせて頂いた機能ガラスという商品で、割れて粉々になる『強化ガラス』と、割れても飛散しない『合わせガラス』と、あと断熱性と遮熱性のある『複層ガラス・エコガラス』ですね。

製品情報 | 機能ガラス素材・応用製品の提供を行う総合ガラス加工メーカー NBS(エヌビーエス) (nbstk.co.jp)

この三つの商品が、アクアマリンふくしまには全て入ってて。僕の記憶ですと全部で1万平方メートルの機能ガラスが入ってる、今でもなかなか出来ないであろう特殊な物件だと思いますけどね。

行ったことがある人はわかると思いますけど、大きなラグビーボールみたいな形で、全部がガラスだと思います。

田巻

そうですよね!本当に美しいですよね!

大楽

美しいですよ!だって地元に出来た時、周りみんなでまずは中を見るために昼前ぐらいに行って、それから夜もどんな感じになるのか見たくて深夜友達と車で行きましたもん。

田巻

ライトアップされてますよね!

大楽

そう!ライトアップされてる!すごい綺麗と思って…!

松田さん

全国でもあのぐらいの規模のガラス施工物件ってそんなにはないんです。

大楽

携わってくださって本当にこちらこそありがとうございます。

松田さん

いえいえ、とんでもございません。偶然ですけども…(笑)


松田さんの描く未来

大楽

さあここからは未来について伺っていきたいと思います。

田巻

松田さんが描く、株式会社エヌビーエスの未来についてお話し下さい。

機能ガラス素材・応用製品の提供を行う総合ガラス加工メーカー NBS(エヌビーエス) (nbstk.co.jp)

松田さん

未来って言うと、10年20年先というところで言いますと、やはりCO₂削減ということが言われている中、機能ガラスを使って、複合商品である「強化合わせ複層」とか、そういったところで協力できたらなって思っています。

大楽

カーボンニュートラルの問題がありますからね。いろいろ対応も難しいですよね。

カーボンニュートラルとは - 脱炭素ポータル|環境省 (env.go.jp)

松田さん

ただ、まだ日本は法制化されているところが少なくて。

安全面でも合わせガラスを使いなさいっていうのは自動車のフロントガラスぐらいなんですね。必ずこの開口部には複層ガラス・エコガラスを使いなさいっていう法制化にはなっていなくって。

「指針」なんですね。使った方がいいですねぐらいの。まだその辺りの力の弱さっていうのは、ヨーロッパとかアメリカに比べるとまだ弱いので。

大楽

アメリカとかヨーロッパだとその法整備がしっかりされてるんですか?

松田さん

されてますね。

例えば建物何平米以上はこういう商品を使いなさい、もしくは建てちゃいけませんっていうふうになるので。

田巻

日本もそうやって方針化する見込みってあるんですか?

松田さん

今、メーカーさんの方が国と打ち合わせをされてたりっていうこともあると思うんですけど…もうしばらくしたら、徐々に徐々にでしょうけど、なると思います。

大楽

そして来年1月に、株式会社 エヌビーエス さん、双葉郡楢葉町での工場が本格稼働ということになりますが。福島県と一緒に描く未来についてもお伺いしてもよろしいですか?

松田さん

あと数ヶ月で本格稼働にこぎつけるわけなんですけど。やはり地元の人たちと一緒になって。

僕なんかもずっと前からそうなんですけど、やはり建築物にガラスを入れるとなると、例えば自分の奥さんや子どもと東京に遊びに行った時に「これパパがやったガラスだよ」って言うように、自慢できるような商品であると思うんですね。で、作ってるのは一枚一枚のガラスなんですけど、完成すると建築物として20年30年残るので、それがやりがいだったりしますんでね。

そういう気持ちを、やっぱり楢葉の人たちとか福島の人たちと共有できればなってふうに思いますね。

大楽

ちなみに日本のものづくりについて、考えってありますか?

松田さん

ここ最近の首都圏の建築を見てると、やはりヨーロッパとか、多くは中国からですね、完成品として輸入される、そして施行されている建物っていうのは数々あって。

そういう面で今回建てさせていただいた工場では、海外勢に負けない品質でありコストでありデリバリー納期であり…というところで戦っていきたいなと。そこに負けない商品を日本の建物に提供していきたいなっていう思いはありますね。

大楽

対世界っていうことですよね、そうしますとね。

松田さん

そうですね、大きく言えば、おおげさですけど。

ただ日本の代表する建物であっても、日本の製品が入ってるとは限らないんですよ。そういうところもやっぱり悔しいですし、そこに負けないような技術力とか製品力とかつけていきたいなと思いますけどね。

大楽

メイドインニッポン、メイドイン福島ですよね。

松田さん

メイドイン福島にしたいですよね。

田巻

全国に広げていって欲しいです。

大楽

そして最後に、松田さん個人として描く未来ってどんな未来ですか?

松田さん

ガラスって何千年も前から素材は変わってないんですけど、明かりが取れて、雨風しのげて…こういう素材って他にないんですよ、世の中に。

それをいかに加工するか、いかに環境や安全性を高めるかっていうのは我々のような加工メーカーの宿命、仕事だと思ってますので。これからもそういうところの技術を磨いていけたらなっていうふうに思いますね。

二回にわたって、株式会社 エヌビーエス 常務取締役 松田敏明さんにお話伺いました。

ありがとうございました!

編集後記

アクアマリンふくしま… 全国でも有数、今でもなかなかできないであろう大規模のガラス施工物件。様々な機能ガラスが組み合わさって建てられている。

作っているガラスが一枚一枚が組み合わさってできた建物が20年、30年と印象深く残り続けることがやりがい。その気持ちを福島の人たちと共有したい。

日本を、世界を代表する建物にメイドイン福島のガラスが活用されるよう、これからもエヌビーエスは技術を磨き、環境への配慮や安全性を高めていく。

身近な存在であるガラスですが、大昔から変わらず、明かりが取れて雨風をしのぐことが可能な素材。そのありがたさを再認識できた収録でした。
(HP担当)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です