【ワールドロボットサミット2020 ~災害対応ロボットの未来~】2021年10月30日放送分

田巻

先週に引き続き、福島県南相馬市 「福島ロボットテストフィールド」からの取材の模様をお届けしていきます!

ここで開催されている「ワールドロボットサミット2020」では様々な催しが行われています!

大楽

そしてこの ロボットテストフィールド、本当に広いんですよ。

歩いて回るだけでもかなり広い!できれば自転車とか…セグウェイとかね(笑)

田巻

セグウェイ!最高ですね!(笑)

ここはもっとやドローンの研究開発や資金を支援する大型の施設が満載なんです!

1 km ぐらいありそうですよね。もっとあるかな?

【福島ロボットテストフィールド】2021年1月2日放送分

大楽

今回、福島ロボットテストフィールドで10月8日から10日に開催されている「ワールドロボットサミット2020」について取材しています。

先週に引き続き、福島県内に拠点を置くロボット及びロボット関連部品を取り扱う企業・団体による実機展示をしている「ろぼいち」エリアに来ています!

【ワールドロボットサミット2020 ~福島発のロボットたち~】2021年10月23日放送分

ろぼいち展示ブースへ!

大楽

さあそんななかこちらでブースの出展をしているのが…会津大学ですね!

会津大学 - University of Aizu (u-aizu.ac.jp)

特任教授の屋代さんです。よろしくお願いします!

屋代さん

こんにちは、よろしくお願いします!

大楽

会津大学ではどんな研究をされているんですか? 

屋代さん

会津大学は特に情報工学系の大学ですので、ソフトウェアの視点からロボットを考えていこう、ということを中心にロボットの研究を進めております。

大楽

今後、AIなどそういったものはすごく重要ですもんね。

そして目の前にあるのが…田巻さんこれどこかで見たことが…。

田巻

いやあ、覚えてますよ…!これは…クローラーロボットでしたっけ?

大楽

そうなんですよ…!

これって確か、アイザックさんという、以前番組の方に出演いただいたんですが、そちらのロボット…?

【アイザック】2021年3月20日放送分


先ほどの話からすると、ソフトウェア部分を作られたということなんでしょうかね?

屋代さん

そうですね。ロボットに関してはアイザックさんに機体を作って頂いて、そして我々会津大学はソフトウェアが強みですので、ソフトウェア的な機能を付け加えていこうということで、一緒になって研究開発を進めてきたものです。

大楽

作るうえで苦労とかってありますか?

屋代さん

例えば、アイザックさんに機体をお願いして我々がソフトウェアを…といいましても、じゃあ機体は機体で作ってください、我々はソフトウェアを作ります、というふうにはいかないので。
一緒になってそのあたりを、昔の言葉になりますけど「擦り合わせる」といいますが、ご一緒になって色々試行錯誤しながらやってきてる、そんなところです。

田巻

こちらのロボット、教授がお作りになったのか、教授の生徒さんが開発されたのか…?

屋代さん

生徒といいますか、我々チームとして多くの教員が関わってます。もちろん生徒も関わってます。そうしたチームでやっているっていう感じですね。

大楽

今後具体的にはこういったものを作っていきたいとか、そういった展望などありますか?

屋代さん

個々のロボットに関しては、今いろんなレストランで配送するロボットだとか、工場で物を運ぶロボットだとか…色々サービスロボットって言われてるものありますけども。そういうもののプラットフォームみたいなのができると価格も安くなるし、それから皆さんがいろんなところでロボットを使えるようになって、産業も発展してくるというようなことがあると思うので。

皆さんが扱いやすい、コストもかからないような機体ができるといいかなと思ってます。

そして会津大学としては、情報工学の方からどういう風に支えるかって言うと、ロボットと、いわゆるコンピューターの世界、その辺が融合したようなシステムで、より使い勝手の良いロボット、ソフトウェアと一体になって動くような仕掛け・技術ができてくといいんではないかと思って。

ロボット作る、機体を作るさっきのアイザックさんのような方達と一緒になってそういう世界を作ってきたいという風に思ってます。

田巻

ロボットとの共同生活、近い未来に起きそうですよね!

屋代さん

そう思っています!

大楽

会津大学 特任教授の屋代さんでした。ありがとうございました!


田巻

資源エネルギー庁 原子力発電所事故収束対応室のブースもありますよ!
経済産業省福島復興推進グループの一員ですよね。

大楽

そうなんですよね。今回お話を伺いするのが、廃炉・汚染水・処理水対策現地事務所佐藤さんです。よろしくお願いします!

佐藤さん

はい、よろしくお願いします。

廃炉・汚染水・処理水対策ポータルサイト (METI/経済産業省)

大楽

今は廃炉作業というのはどういった形で進んでるんでしょうか。

佐藤さん

事故が起こってから10年あまり経ったところですけども、安全に着実に廃炉作業を進めるべく、日々トライ&エラーを繰り返しながら進めているところです。

どのくらい進んでるかと言いますと、中の方ではやはり事故当初は高い放射線があったんですけれども、今は一般服でも中の方に視察できるぐらい放射線量も下がってきまして、今は安定的に着実に進めているところです。

田巻

今日はどういった展示をされているんですか?

佐藤さん

福島第一原子力発電所の今の姿模型にしまして、模型を使いまして今現在どのような状況になっているか、これからどのように進めていく予定かっていうのを皆さんにご説明させて頂いて、また皆さんから疑問をぶつけて頂いて、それを答えさせて頂いて少しでも不安を払拭できればと、こちらで展示させて頂いております。

大楽

今日はこの展示ですけど、一般の方がちょっと見学に行きたいとか、そういったことも可能なんですか?

佐藤さん

そうですね、可能です。

今のところ視察いただく一般の方となると、最初は地元の方に限られてしまう所はあるんですけれども、一般の方でも視察は可能ですよ。

大楽

まずは福島の人から理解していただくってのが一番いいですもんね。

佐藤さん

はい、そうですね。もちろん全国の方にも知っていただくことも大事だと思いますので、これからいろんな機会を捉えながら皆さんにご説明させて頂いたり、中の方を見ていただけたらいいなと思います。

大楽

そして目の前には…でっかいトレーラー型のロボットがね!

田巻

気になってました!

大楽

このお話は東京電力中山さんにですね。

これは何に使うんですか?

中山さん

建屋の方は高線量になってますので人が入れません。
なのでこういったロボットの方を遠隔操作をして、測定だったり調査の方をしているロボットになります。

こちら本日お持ちしたのは、実機ではございますけれども訓練用ということでお持ちしました。

大楽

かなり頑丈に作られてますね。

東京電力鈴木さん、これで何台ぐらい中に入っていったりするんですか?

鈴木さん

実機としては、中に入るのは1台です。遠隔操作で集中しますのでその一台です。

大楽

へぇー…!こちらの方に作業を進める様子というパネルがあるんですけど、そのパネルでも一人じゃないですもんね。2、3人で見てということなんですよね。

操作する上で難しかったりする事とかってありますか?

鈴木さん

そこはやはり、集中しなければならないっていうのと。

あと、これを変なところに入ってぶつけたりすると、また帰ってくることができないので、そこはやっぱり注意しながら。
色んなカメラが角度でついてますので、それを見ながらみんなで分担して確認しながら進んでいく

今度は行くだけじゃなくて戻ってくることもできるようにしないといけないので。みんなで確認しながら体勢を整えて行っております。

大楽

チームワークが大切ですね!

是非皆さん力を合わせて頑張っていただければと思います。今後ともよろしくお願いします。

田巻

佐藤さんから、リスナーの皆さんにメッセージありましたらお願いします。

佐藤さん

福島原発、廃炉ということでとっかかりにくい話題かと思いますけれども。やはり皆様がご心配されてるところはたくさんあると思います。

我々の方でも、今どのような状況になってるかをしっかりと発信しまして、皆さんにしっかり伝わる広報をさせていただきたいと思います。
是非とも情報に触れましたら、ご関心を持っていただいて、今何が起こってるかっていうのを見ていただいて、福島について知っていただければなと思います

これからも安全かつ確実に廃炉作業進めてまいりたいと思っておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。

大楽

お話を伺いしたのが、廃炉・汚染水・処理水対策現地事務所佐藤さん
そして東京電力中山さん、そして鈴木さんでした。どうもありがとうございました。


田巻

ただいま、一般社団法人ふくしま総合災害対応訓練機構さんのブースに来ています!

一般社団法人 ふくしま総合災害対応訓練機構 – Fukushima-ERTI Fukushima Emergency Response Training Institute

中野さん、よろしくお願いします!ここはどんな取り組みをされているんですか?

中野さん

このふくしま総合災害対応訓練機構っていうのは、災害現場で人がどういう行動しなきゃいけないかなどの訓練を元々やってるところです。

そこに、災害現場でロボットを活用しようということで、無人のロボットのシステムの開発を現在しているところです。

大楽

今、目の前にドローンがありますけど、具体的にどういった場面で使うものなんでしょう?

中野さん

複数台のドローンを同時に飛行させて、写真撮影をして状況把握ができるというような、そういったシステムを作っています。

そうすると、広域災害が起きたときにより早く状況を把握できると。こちらの、無人・地上の車タイプですと、なかなか人がいろんな機材を運んだりするのは大変なので、機材を運んだり。あともうちょっと色々考えなきゃいけないですけど、人の搬送もできるようにしたりとか。

あとこのタイプは、先端に有毒ガスがあるような所のセンサーをつけて、そこの状況を把握すると…そういうことができるようになるロボット開発しています。

大楽

これを例えば建物の中に入ったりとかをするってことなんですか?

中野さん

想定は屋外ですね。自動走行は GPS などの位置情報を使って行ってますので、想定としては屋外で今考えてます。

田巻

これって実際もうすでに災害時に行ったりとかしてるんですか?

中野さん

現在システム開発をしてる段階ですね。

田巻

何年後ぐらいを予定してますか?

中野さん

二年後ですね。

大楽

そんなに遠くないですね…!

将来はどういった展望がありますか?

中野さん

災害対応の現場でも、最小限の人出で、従来できなかったことを。

それから、今までだと人ではなかなか行けなかった場所とか、そういうところにドローンだったらほとんど行けますよね。そういう従来にできなかった災害対応がこれでやっていければなと思っています。

大楽

最近、本当に災害が多いですからね。そういった時の現場ってなかなか把握できないですから、こういったものを使えば瞬時に把握できて、それに対しての対応もできますもんね。

ふくしま総合災害対応訓練機構中野さんにお伺いしました。中野さんありがとうございました!


大楽

続きまして…

株式会社ゆめサポート南相馬さんにやってきました。お話を伺うのが所長の木村さんです。

株式会社ゆめサポート南相馬 | 福島県南相馬市で創業支援、人材育成、産官学連携のサポートを行っております。 (yumesupport.co.jp)

「FirstMaker」9月にOAした時「YUBITOMA」五十嵐さんがリーダーを務めるロボット「MISORA」を開発しているチームの一員ということですよね!

【福島南相馬発のロボット「MISORA」】2021年9月4日放送分

木村さん

はい!「MISORA」株式会社ゆめサポートが中心になって、市内の11の中小企業が集まって作ったロボットです。

一社一社ではロボットを作る力がないんですが、みんなで力を合わせて競技用のロボットを作ることができまして…本日決勝大会の予選大会を戦っています!

大楽

今日は10月9日ということで、このワールドロボットサミットの準決勝ですね!

木村さん

はい、その通りですね!明日が決勝になるんですが、今日これまでの成績を見ますと順調に動いていますので、おそらく明日決勝に残る3チームの中には残るんじゃないかと期待してます!

大楽 田巻

すごい!

木村さん

大会には国内で6チーム、出ているんですがそのうちの5チームは大学関係なんです。
唯一、企業関係で構成されたチームは私たちのところだけです。

大楽

ここまできて、明日の決勝でその上位3チームに入れる、それだけでもすごいことじゃないですか⁉

木村さん

本当に、そうなったら嬉しいです!今日終わるまでは気が抜けませんが最後まで頑張ってほしいと思ってます!

大楽

そして、今後南相馬ではロボット作りをどのような形で展望されていますか?

木村さん

今日、操作をしてるのは地元の工業高校の生徒たちなんです。

大楽

そうなんですか⁉

木村さん

小高産業技術高校という高校の生徒たちなんですが、そのように色んな体験をしてもらうことで人材も育成したいと思ってます。

また、このような大会で上位に入賞すると地元企業のやる気もどんどん高くなってきますよね?すると自分たちにとってロボットっていうのはハードルが高いなぁ…と思ってるかもしれないけど、やってみると自分たちの技術で力になれるところがあるっていうのをみんなで実感してもらえるような大会になったら嬉しいなと思ってます。

大楽

操縦しているのが地元の高校生ってのもいいですよね!

木村さん

地元の企業と高校生たちの間につながりができるんですよね!

田巻

バトンがずっと繋がっていくイメージですね!

木村さん

震災の復興から、その復興のフェーズだけではなくて未来に向かって動いていくっていうのをゆめサポートがサポートしていけたらと思っています。

田巻

最後に、リスナーの皆さんにPRしたいことがありましたらお願いします!

木村さん

夢サポートは南相馬市内の企業を応援してるんですが、福島県全体とか日本全体が、新しい技術にどんどんチャレンジしていくような世の中になっていけばいいと思っています!

大楽

お話をお伺いしたのは、株式会社ゆめサポート南相馬所長 木村さんでした。

ありがとうございました!


大楽

今週は、福島県南相馬市 ワールドロボットサミットの会場からお伝えしました。

とにかくね、いろんなものがこの南相馬から世界へ繋がってますね!

田巻

そうですね!

いろいろな面白いロボットがたくさんあったんですけど、私はやっぱり福島大学さんだったりとか会津大学さんであったりとか、同世代の方々がこんなに凄いロボットを作ってるんだっていうのに感動してしまって!

自分は作ることはできないんですけど、違うフィールドで頑張りたいなと思いました!

大楽

たくさん刺激をもらいましたね!

後記:「MISORA」の結果は…!

先日開催されたWRS(災害対応ロボット競技会)

ご紹介した 株式会社ゆめサポート「YUBITOMA」五十嵐さんのチームが制作したロボット、「MISORA」

見事準優勝しました!!

あわせて、念願の「機械学会会長賞」「実用化奨励賞」も受賞!!

おめでとうございます!!

小高産業技術高校の生徒2人による天才的なオペレート・スーパープレイ続出!!
「機械性能の範囲を超えたオペレートだ!」と大きな拍手が沸きあがりました。

その決勝の模様がこちら!

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