【ワールドロボットサミット2020 ~福島発のロボットたち~】2021年10月23日放送分

田巻

さあ!やってきました! 久しぶりの福島ですよ!

大楽

ねえ!本当だよね!

田巻

ここは1度来ましたよね!

大楽

そうなんですよ!

今日僕らは、福島県南相馬市の「福島ロボットテストフィールド」に来ています!

【福島ロボットテストフィールド】2021年1月2日放送分

田巻

この前来た時は雪が降っていた季節だった気がします。
寒かったですよね!

大楽

そして今日は「福島ロボットテストフィールド」で、10月8日から10日に開催されている「ワールドロボットサミット2020(WRS2020)」について取材しているんです。

そもそもこのワールドロボットサミットとは何か…お伺いしていきたいと思います!

大楽

経済産業省 製造産業局 産業機械課 ロボット政策室長の大星 光弘さんです。

よろしくお願いします!

経済産業省 製造産業局 産業機械課 ロボット政策室長 大星光弘さん

ロボット (METI/経済産業省)

大星さん

よろしくお願いします!

大楽

「ワールドロボットサミット2020」、そもそもどうして始まったんでしょうか?

World Robot Summit 2020 福島大会|World Robot Summit(ワールドロボットサミット) (nedo.go.jp)

大星さん

これはですね、日本は大変ロボットの技術がありまして、そして技術大国でございますので、世界各国から技術者の方を集めてロボットの技術を競う競技会をしたいと思って開催してきました。

大楽

内容としてはどういったことが行われているんですか?

大星さん

福島大会におきましては、今後ロボットが活躍しそうな分野に競技を行っておりまして。

例えばインフラ災害に対応するロボットの競技会となっております。

大楽

競技会自体はどんなことを行っているんでしょうか?

大星さん

例えばインフラにおいては、プラントなどが老朽化しますとヒビなどがはいりますので、そういった部分をロボットがしっかりと事故が起こらないように確認するようになっております。

大楽

競技自体も何種目か行われているんですよね?

大星さん

はい。その他、例えば災害がありまして、最近は集中豪雨による土砂崩れとか、あるいは地震によるヒビとかが入ってる道路などがありますので、そういったところをロボットが点検するような技術を競っております。

大楽

なるほど、災害のお話がありましたけど、災害ですとどういった状況になっているかって予測できないじゃないですか。そういった部分を競技を通して競うということですよね。

大星さん

例えば今後、集中豪雨による洪水が起こった時に人が確認しに行くっていうのは大変危険ですので、そこをロボットが確認するとかですね。あるいは避難が必要な方をロボットが救助に行くとか…そういったような将来があると思っております。

田巻

人間が対処するのが難しいところをロボットが補っていくということなんですね。

大星さん

そうですね。人とロボットが共同していくようなイメージを持っております。

田巻

そのほかにも、ステージイベントがあったり、体験コーナーがあったり、地域の方々にも開放されたイベントの様ですよね。

大星さん

今回、福島県さんと一緒になって開催しておりまして。30以上の企業や団体による展示会を開催してございます。

田巻

今日お子さんもけっこう歩いてらっしゃいましたよね。

大楽

将来こういう機械を使って、ロボットと一緒の共存社会を作っていくきっかけになるかもしれませんもんね。

大星さん

これによって、いろんな人にロボットへ関心を持っていただいて、ロボットに携わってもらえるとロボット産業が発展していくと期待しております。

大楽

ロボットが身近な存在になると嬉しいですよね。

今回、お話お伺いしたのが経済産業省 製造産業局 産業機械課 ロボット政策室長の大星光弘さんでした。

ありがとうございました!


ろぼいち展示ブースへ

大楽

さあ、WRS2020と同時開催している「ろぼいち」という展示ブースがあり、そちらに来ているんですよね!

田巻

はい!「ろぼいち展示ブース」にやってきました!すごい数のブースですね!

大楽

この「ろぼいち」というのは、福島県内に拠点を置くロボットおよびロボット関連部品を取り扱う企業・団体による実機展示なども行われているんです。

というわけでそのブースを覗いていきましょう!

・・・

大楽

まずは株式会社右川ゴム製造所さんのブースに来ました!こんにちは!

右川ゴム製造所の大西さん、こちらは何をしてる会社なんですか?

株式会社右川ゴム製造所 │ ゴムの配合設計・素材開発・製造、試作から量産可 (ukawa-rubber.co.jp)

大西さん

私たちは2020年から、こちらの南相馬市の方に新しく工場を置かせていただいて。

こちらにありますようなゴムの工業製品、例えば車の防水…車にはたくさんセンサーだったり電気巡らせるものがありますので、そういったものを屈曲から守るプロテクターのゴムチューブなど、そういった見えないところですけど皆さんの生活を支えるような製品をメインに作っているんです。

大楽

新たに今回、これが展示されてるやつですよね?

大西さん

はい。これは人の指の動きを模して、空気圧で動くロボットアームを開発しています。

大楽

ロボットアーム⁉

田巻

空気圧で動くんですか?

大西さん

はい。空気の圧力のみで動くロボットアームになっています。

田巻

隣に卵が置いてあるんですけど、卵って割れやすいイメージがあるんですが、卵をつかむこともできるんですか?

大西さん

はい、空気圧の制御だけで自在につかむことができる、ソフトなロボットアームになっています。

大楽

指の表面にゴムを巻いて、優しく包み込むみたいなイメージなんですかね。

大西さん

このゴムの柔軟性を活かして、壊さないように柔らかく持つということができるみたいな感じですね。

田巻

親指と人差し指でつまむ、みたいな感じですよね。

大楽

わ!すごい!今目の前にある指の部分が…人間の本当の指みたいに動くんですね⁉

田巻

関節があるみたいな!

大楽

目の前に置かれているのがまんじゅうなんですけど…おまんじゅうとかってこれ、結構型崩れしちゃいますよね?

田巻

わっ!つかんだ!

大楽

本当に人の指先ですね!

右川ゴムさんなんですけど、会社としては今後どんな展開を?

大西さん

このロボットアーム、弊社単独で行っているプロジェクトではなくて。

人工筋肉(新分野)|研究開発(R&D)|ゴム製造サービス| (ukawa-rubber.co.jp)

中央大学の先生方・学生さん方と共同でベンチャーのようなものを立ち上げて進めているプロジェクトですので、どんどん学生さん・先生方のアイデアをいただいて、私たちはそれを形にしていくという仕事で。
主にこういうロボットアーム向けの部材をどんどん供給していくと。そのための設備を2020年から出来た福島の工場に追加していって。材料でモノを作るというところは今後も続けていく、と…そこはブレないんですけど、ちょっとロボティクス関係などに進出、ここから今後はさらに力を入れていきたいなということです。

大楽

右川ゴム製造所 大西さんにお話伺いました。ありがとうございました!


???

ソフトクリーム!ぐーるぐる!

田巻

あっ大楽さん、見て下さい!怪獣のロボットですよ!かわいらしいですね!行ってみましょう!

こんにちは!こちらのロボット、いったいどんなことをするロボットなんですか?

佐藤さん

こちらはソフトクリームを作ってくれるロボットです!

大楽

こちらはコネクテッドロボティクス株式会社佐藤さんですね、よろしくお願いします!

佐藤さん

よろしくお願いします!

大楽

ソフトクリームを作ってくれる…すごいね!

こちらの会社、「美味しそうな会社」ということなんですが、何をしている会社なんでしょうか?

佐藤さん

料理を作るロボットを開発している会社になります。

コネクテッドロボティクス株式会社 (connected-robotics.com)

田巻

料理を作る⁉

佐藤さん

例えば蕎麦とかたこ焼きとか…今日で言うとソフトクリームのロボットを持ってきています。

田巻

こちらのロボット、怪獣の形をしてるんですけど…これはなぜ怪獣なんですか?

佐藤さん

これはあのー…怪獣というか恐竜なんですけど…(笑)

大楽

怪獣ではなく!(笑)すみませんまだ認識が…!

佐藤さん

いえいえ(笑)いろんなタイプがあって、だったりのタイプだとか。例えば地方のゆるキャラとか乗せるタイプとかもあって。いろんな場所に応じて、見た目可愛くしてお客さんに喜んでもらえるように、恐竜とか犬とか牛のモデルを作っています。

大楽

今度11月5日に、南相馬のジャスモールにオープンする予定のこの「フライドポテトロボット」なんですけど…。これでどのぐらい製作期間がかかったんですか?

佐藤さん

これはですね、だいたい半年くらいだと思います。

田巻

それって早い方なんですか?

佐藤さん

早いと思いますね!

今日並んでるロボットの会社さん、多分2年も3年も5年も10年もやってると思うんですけれども、プロトタイプまで持っていくところに関してはすごい早いとは自分達で思っていますし。

ここからもどんどんどんどん進化させていって、どんなお店でも扱ってもらえるようなフライドポテトにしていくにはまだ長い道のりはかかると思います。ここがスタートですね。

大楽

それは11月5日ということですね。

最後に佐藤さん、どんなかたちでロボットを普及させていきたいと思ってますか?

佐藤さん

日本国内だけじゃなく、世界中で我々のフライドポテトとか茹でるロボットを使ってもらえるように、我々自身も成長して進化させていかないといけないですし、どこに行ってもあのロボットが作ってるねって言ってもらえるような世界が作れたらいいなと思います。

田巻

我々もロボットが作った食べ物、食べたいですよね!楽しみです!

佐藤さん

「ロボットが作った食べ物が美味しい!」って感じる社会になると良いなと思いますね。三ツ星シェフが作ってるのおいしいのよね、みたいな感じになるといいなと思いますね!

大楽

未来が広がりますね!

佐藤さん

夢ありますね!

大楽

コネクテッドロボティクス株式会社 佐藤さんにお話をお伺いしました。
佐藤さん、ありがとうございました!


田巻

まだまだ楽しそうなブースがいっぱいありますね!

大楽

ここはですね…福島大学も出展されています。

福島大学の高橋教授と、西出さんですね。

目の前にすごい大きいこの1m ぐらいですかね?機械というか…?

高橋教授

はい。猪苗代湖とか、そういう湖とか沼で環境調査をするロボットなんですが、福島県でいま環境調査で一番大事なのは放射能の調査ですけど、水に沈めて湖底の泥を採取してくるロボットですね。

いま放射能は土に付着してあるんですけども、それを取ってきて現在どういう状況にあるかっていうの調べる、そういう目的のロボットです。

大楽

そして今一緒にいらっしゃる西出さんが、この開発をしてくださった方ですね。

田巻

西出さんは学生さんなんですよね。

西出さん

はい、そうなんです。

大楽

このロボットの下の方に銀の筒みたいなのがあるんですけど、これは一体…?

高橋教授

このロボットの一番大事なポイントなんですけども、この筒を土の中に押し込んで、そしてこの中に土を入れて取ってくるっていう機能を持っています。この地層を壊さないで持ってくるってのはとっても大事なんですよ。どうしてかと言うと、もう震災から10年経ってますけども、昔の状況を調べるには地層にその情報があるので、壊さないで持ってくるっていうのが重要で、それが非常に難しかったんです。

田巻

これを操縦するのって西出さんですか?

西出さん

そうですね。

大楽

操縦するときのコツとかってあったりするんですか?

西出さん

やはり急加速させないってところが重要です。ゆっくり動かさないといけないというのはあります。

大楽

今後こうして培った技術をどのようにして使いたいですか?

高橋教授

例えばこのロボットを動かすために、ちょうど魚の浮き袋みたいにロボットを沈めたり浮かべたりする技術が必要なんですね。その部分というのは、このロボットだけじゃなくていろんな機械に使えるかなというふうに思ってますので。

もちろんこのロボットは環境調査としてできるような形に完成させたいですけども、使われている技術がもっともっといろんなロボットに使われるように発展していきたいなと思ってます。

大楽

まだまだ違ったかたちを変えていろんな技術になるんでしょうね。

田巻

これからも挑戦していってほしいですよね。

大楽

お話をお伺いしたのが、福島大学の高橋教授と西出さんです。ありがとうございました!

ロボットを開発するということ| 福島大学 教授 高橋 隆行 先生 | 夢ナビTALK (yumenavi.info)


大楽

まだまだあります!

続いてはイームズロボティクス株式会社宇田さんです。よろしくお願いします!

宇田さん

よろしくお願いいたします。

大楽

ここはどんな会社なんでしょう?

イームズロボティクス株式会社/トップページ (eams-robo.co.jp)

宇田さん

イームズロボティクスは南相馬市小高で営業しておりますドローンメーカーです。

大楽

これ目の前に大きめのドローン…1 mぐらいあるんですけど、何をするドローンなんですか?

宇田さん

今日展示してますのは、農業用のドローンを展示しています。

特徴は…ドローンって下に仕事をする部分、農薬散布だったら農薬散布機がついたり、物流だったら荷物室がついたりするんですけど、それらを工具無しに付け替えることができる、また多用途な仕事ができるドローンというのを今回展示しています。

田巻

こちらのドローン、下の部分を変えると用途が変わるというお話でしたが、物流では何を運んだことがあるんですか?

宇田さん

最近ですと…カツオを運びました(笑)

田巻

え、海に泳ぐ…あのカツオですか?

宇田さん

カツオが水揚げされるじゃないですか。例えば直売所とかで産直のカツオを食べられたりしますよね。そしたら食べたいと思う人たちはアプリで注文を出します。注文を出すと、カツオが保管されている場所からブーーンと飛んできて。それが産直の場所に届いて、そこでさばいて提供するサービス。

田巻

新鮮なまま食べられるということですか⁉

大楽

文字通り獲れたてですね。

宇田さん

そういうのも、サービスが導入される過程においてはそういうことも始めるし、災害対応などでどうやって使われるかというシーンになっておりますので、いろんなものを運んだりしています。

大楽

将来的にはどういったことに活用しようとされているんですか?

宇田さん

いまは、この南相馬にも農薬散布とか測量という部分で一般的に使われ始めてます。

この先に、橋の点検とか建物の点検などそういうのにも使われていくであろうと。使われ始めてますし。

実は私たちにも想定していないような使い方っていうのは結構あったりしますので、そういうものをこのドローンの得意なところを活かして、何か提供していけたらいいなという風に思います。

大楽

まだまだ可能性も広がりますもんね。

田巻

こちらイームズロボティクスさんは、ロボットテストフィールドがある南相馬市に本社があるということで、やはり農家や漁業が盛んな地域ですから、地域の方に役立つ製品を送り出していって欲しいと思います。

本日はありがとうございました!

次回もワールドロボットサミット2020の模様をお伝えしていきます!!

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