【番組スタートから1年を振り返る ~福島のこれから~】2021年10月16日放送分

田巻

今週はちょっとスペシャルな…いつもと違った内容なんですよね!

大楽

そうなんです!

この番組がスタートしてからもうすぐ1年…ということで!

この番組のことをおさらいしつつ、「今の福島のこと」そして「これからの福島のこと」を番組目線でお話していきたいと思います。

田巻

よろしくお願いします!

大楽

ということで進行役として、

「FirstMaker」プロデューサー 野中丈太郎さんをお迎えしました!

野中プロデューサー

どうも、よろしくお願いします!

今回のゲスト:「FirstMaker」番組プロデューサー 野中丈太郎さん


番組スタートのきっかけ

野中プロデューサー

裏方があんまりこんなところに出てくるのはよろしくないんですけども…まあ一年という節目を番組スタートしてから迎えつつあるので。
今日はスペシャルな感じで、でしゃばってきましたけれどもね(笑)

田巻

いえいえ、よろしくお願いします!

野中プロデューサー

お二人にはまだ、この番組がどうして立ち上がったのか、具体的には話したことがなかったので。
今日はこの番組を聴いていただいている方にも、どうしてこの番組を始めたのか…そしていま何をやろうとしてるのか、今年一年間やってきたことを振り返りつつお届けしたいなと思っています。

そもそもなんですけどね。この番組に一度ゲストで来ていただいた石川和男さん、政策アナリストの。

【石川和男さんから学ぶ「再生可能エネルギー」と福島】2021年7月10日放送分

【石川和男さんから学ぶ水素エネルギーと「スマートコミュニティ」】2021年7月17日放送分

石川和男さん 福島第一原子力発電所での現地視察( 2019年12月)

実は石川さんとはね、昔画像処理の会社で一緒にやってたことがあって。関わってもう7年ぐらい前なんだけどもそれ以来の付き合いで。

この番組始めたきっかけっていうのはですね、去年の6月ぐらいに石川さんから「実は福島の新エネルギー社会構想ってのがあって…」って話を伺いましてですね。

福島新エネ社会構想について|資源エネルギー庁 (meti.go.jp)

内容を聞いてたら、すごい面白い取り組みしてるんだなと思ってね。あんまり知られてないなぁと思って。これはもうちょっと色んな人に知ってもらうような活動した方がいいんじゃないかなという風に思ってですね、ラジオという媒体を使って、今福島で起こっている革新的なものをより多くの方に知っていただければなと思って立ち上げたんですよね。

やっぱりね、「福島」という言葉を聞くと、やはりまあ震災のことやその原発の事故のことや…やはり振り返ってみてもネガティブな話をまず想起する方が多いと思うんですけども。

実はその裏ではですね、福島があったからこそ新しい未来に向けた試みが、取り組みができるんだっていう、そういうプロジェクトがたくさん進行してるんですね、福島の中でね。

大楽

僕こうやって番組に携わったからこそ分かったことっていっぱいありますし。
確かにロボットテストフィールド、存在はわかってたんですけどそこで具体的に何が行われてるかっていうのが、本当にこの番組やらなかったら分からなかったですね。

【福島ロボットテストフィールド】2021年1月2日放送分

田巻

地元の友達とか親とかも知らなかったんですよ。そういった意味でも発信していく意味ってありますよね。

野中さん

エネルギーによって被災したからこそ、エネルギーで復興させようっていう思いがあるわけなんですよね。それは自然災害から起きたことではありますけれども、人間が地球と一緒に生きていく上で…。

最近やっぱり皆さん『再生可能エネルギー』とか『新エネルギー』とか『水素エネルギー』とか…様々なキーワードをメディアで見たり文字面で見たり言葉で聞いたりしてると思うんですけど。
「実際じゃあなんなの?」って言われたときに、例えば水素エネルギーって多くの方はそれどうやって作ってんのか、どうやって使うのか実はあんまりよく知らないんですよね。そういうことなんかも福島は世界で最先端を走っているわけです。そういったことも知られてなかったっていうことで。

こういう「FirstMaker」っていうラジオ番組でこういったことを取り上げるのは色々な意味で難しいところもあるんですよね。
やっぱり技術的な話だとかって、多分大楽さんも田巻さんもこれまでいろんなゲストの方に来ていただいて、とっつきにくい話もあったと思うんですよ正直。
それはね、実は大楽さん田巻さんだけじゃなくって一般の方もね、情報として、文字面としては知ってるんだけどでも、本当はどういうことが起きてるんだろうかなっていうことについてはあまり知らない方が多くて。

僕は、現場に携わってる方、技術開発されてる方の声を直接聞いていくことによって理解が深まるんじゃないかな、あるいは興味を持っていただけるんじゃないかなというのがひとつ大きな目的だったんですよね。

福島の震災があってから10年経って。これから次に向かっていくために今起きてることの様子を我々が応援していく必要もあるし。例えば興味を持った人が、それじゃあ自分もやってみようかな…みたいなね、そういった動きになってたら素晴らしいんじゃないかなと思っているんですよね。


野中さん

再生可能エネルギーっていうのはね、もう一つの番組での大きなテーマであるんですよ。
実は世界には再生可能エネルギーだけで国の電力を全部賄ってる国があるんですけどご存知ですか?

大楽

EUで…?

田巻

オランダとか…?

野中さん

アイスランドっていう国があるんですよ。

田巻

そうなんですね…!

野中さん

再生可能エネルギーや自然環境の問題を語るときに、アイスランドは一つのリファレンスになっているわけなんですけど。

アイスランド

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89

例えば地熱発電所から出た副産物としては温水が出るわけなんですよ。で、これを使って巨大な温泉施設を作って 、その名も「BLUE LAGOON」。 馬鹿でかい露天風呂みたいもんなんですけど、これが観光施設になってて。

BLUE LAGOON

https://www.bluelagoon.com


今はコロナ禍でなかなか難しいかもしれないけど、でも本当に人気殺到するぐらいの観光施設になってるんですね。だからものすごく理想的な形がアイスランドでは出来ていて、そこでモデルケースが出来てるからみんなそこに見に行ったり体験したいできるわけですよね。

福島も、そういう可能性があると思ってるんですよ。さっき言った「福島新エネ社会構想」っていうものは実はすごく大きな目標があって。

2040年までに福島県内で使われる一次エネルギーの100%以上を再生可能エネルギーで賄いましょうと。2040年までですからあと20年ぐらいあるんだけど、今から10年ごとにフェーズを分けてね、最終的には100%以上を再生可能エネルギーだけで賄おうという壮大なプロジェクトなんですよ。これは日本の政府の方針として、福島だからこそそういうことやっていこうという方針を打ち出して、今それまさに取組を進めてるわけですよね。

田巻

「FirstMaker」という番組を始めて思ってたんですけど…福島めちゃめちゃ面白いですよね。

大楽

取り組んでる内容であったりとかね。

僕この前、仙台の宮城でラジオ聴いてる友達の子供が喋りたいって言ってくれて電話が来たんですよ。で、私介護やってるんですけど、と。その介護をやりたいっていうと具体的に助けるってイメージなんですけど、イノフィスさん、前にも紹介したじゃないですか。そういうものを作っていろんな人たちに届ける方法ってのもあるんですかっていうの聞かれて、僕はちょっと想定してないことだったので、10代の子供も聞いてくれて興味を示してくれるんだなっていうのは改めて発見だったんですよね。

【株式会社イノフィス】2021年6月26日放送分

【株式会社イノフィス】2021年7月3日放送分

野中さん

この番組で取り上げた企業だとか、あるいは技術だとか…そういった「種」みたいなものがきっかけになって、関心を持って興味を持ったり、あるいはその実際それを自分もやっていこう!というようなそのきっかけが生まれてきたら素晴らしいですね。

田巻

そうですよね!


大楽

福島の話をいろいろとお伺いしましたけど…。

野中さん

どうしてこの番組をやることなったかっていう意味で、福島の未来に向けたさまざまな可能性が実はある、これを取り上げたかったっていう話をしたんですけど。

実際にこの番組パーソナリティ・ナビゲーターとしてね、いろんなお招きしたゲストの方に話をしていただいたんですけど、振り返ってみてどうですか?

大楽

最初は、個人的にマイクロドローンってので遊んでたので、ドローンはやはりすごく興味深くて。通常のプロペラが4つ付いてるドローン以外にも、飛行機型のもの、そしてそれが災害の時に活躍するっていうのを知ったんですよね。それを聞いた時に、ただ遊んでたドローンというのが色んな活用の仕方があるんだというのはやっぱり驚いたことであったし。

あとは…子供の頃からどうしても空飛ぶ車っていうものにすごくあこがれていて。SkyDriveさんとかテトラ・アビエーションさんといった…本当に目の前に、自分が生きてるうちに空中を自分が運転して行けるかもしれないっていうのはいますごく感じてますね。

【SkyDrive】2020年12月19日放送分

【SkyDrive】2020年12月26日放送分

【テトラ・アビエーション】2021年5月1日放送分

【テトラ・アビエーション】2021年5月8日放送分

野中さん

田巻さんはどうでした?

田巻

もともとロボットとか、そんなに興味とか最初なかったんですよ。「FirstMaker」でいろんな福島の企業さんと携わっていく中で、福島はこんな最先端技術が集まって、介護支援ロボットだったりとか、先ほど大楽さんが言ってた空飛ぶ車だったりとか…えっこんなことできるの?と毎回毎回驚きの連発で。

ビジネスというかたちで福島で頑張ってる方々の声を聞いて、福島出身だけじゃなくて他県から福島のために頑張ってる人を見て、すごい自分も刺激を受けましたし、すごい嬉しかったし。

そういった情報を県内の方はもちろん県外の方、全国の方に届けていくことが私にできることなので。もっともっと頑張って発信していきたいなって思いました。

野中さん

SDGsってのは、本当いろんな国・企業が取り組みをやってて。国連が打ち出した持続可能社会を作っていくための大方針なわけですけど。

実はこれ振り返るとですね、こういう時代がやって来る事を先見の明で訴えてた人達がいたんですよね。ローマクラブ…「The Club of Rome」って言って、ヨーロッパにあるシンクタンクなんですけどね。

ローマクラブ

Homepage - Club of Rome

ローマクラブっていうところが1972年に「成長の限界」っていう本を出したんですね。興味ある方は古い本だけどぜひ読んでいただけるといいなと思うんですけどね。実はその本の中でね、いま地球人口が70億人ぐらいかな、この70億人がもし先進国並み、アメリカ並みのライフスタイルを70億全員がやろうとするとなんと地球5個必要だったんですよ。

大楽

そんなにですか…!

野中さん

つまりそれだけ資源を食ってしまう。このまま人口が増えていってね。そうするとどうしなきゃいけないかというと、そういう地球から奪うエネルギー資源を5分の1にしなきゃいけない。あるいは人口を5分の1にする。で、実際に人口を5分の1にするなんてことはできない。だからやっぱり再生可能エネルギー、省資源、徹底的にやるんだと。

今、空気をきれいにしようとかいうレベルじゃないんですよ。だからもうこれは本当に切実な課題としてSDGsはあるということ。で、そういうことを担保する上ではやっぱり自前のエネルギーを常に持っておくってことと。そのイノベーションをすることによって我々の生活のライフスタイルのクオリティを上げながら、一方で消費するエネルギーをどんどん下げてくんだと。その壮大な実験場が、実は福島にあると。


野中プロデューサー

この番組では、ちょっと試みとして…

ホームページですね。番組で収録したインタビューの内容を音声と文字でちゃんと再録していて。尚且つその専門用語とか、出てきた難解な言葉だとかに対してはちゃんとリンクを付けてリファレンスが参照できるようにしてある。

この番組を聴いてね、そのなんか耳に入ってきた言葉の中から気になったことがあってもなかなか思い出せないことあるでしょ。是非そういった方はこの番組の公式サイトに来ていただければ、貴重なインタビューだとか内容のテキストが、リンク付きで参照できる状態で掲載されてますんでね。資料としての価値も高いと思います。

大楽

見直した時に、僕もあっこんなこと言ってたとか、そういった発見もありますし福島でこんなことをやってたってのもあるので。

これからもそうやって皆さんの声を聞きながら2年目頑張っていきたいと思いますね。

野中さん

これからさらに、エネルギー問題だけじゃなくて、福島だからこそという、そこで起きてる技術革新やイノベーションの話を取り上げてそこで携わってらっしゃる方々の現場の声をお届けしたいなと思いますよね。

で、そういう福島に用意されている様々な支援制度。自分もこういうことを作ってみたい、こういうことをチャレンジしたいってことを後押しするような制度があるので。
是非そういうものも利用して、調べるだけでもいいから、興味持った方はぜひそれを目にしていただけたらと思うんですよ。

この番組ホームページに、今福島にある様々な新制度についてのその資料もちゃんと載せておきますので。ぜひ関心のある方は改めてアクセスをしてチェックしてみて頂ければなと思いますね。

それともう一つ、これは私からの番組聴いてらっしゃるあなたに対するお願いなんですけども。もしあなたの周りにこの人すごいんだけど…あるいはこの企業すごいんだけどっていうね。

あなたの知ってる「FirstMaker」。もしあったらねぜひこの番組宛に教えていただければと思いますね。

大楽

今週は「FirstMaker」番組プロデューサーさんの野中さんと一緒にお話を伺いしました。

本当にありがとうございました。

野中プロデューサー

これからも皆さん、よろしくお願いします!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です