【浪江町発!介護ロボット「ふくちゃん3号」】2021年9月18日放送分

富士コンピュータ株式会社 代表取締役社長 森 和明さん

田巻

今回フォーカスするのは…

「浪江町で生まれた介護ロボットに注目!」

大楽

福島県浜通りに位置する、双葉郡浪江町。

産業団地が集まるエリアでもありますが、この浪江町に今年5月。兵庫県加古川市に本社を置く、ソフトウエア開発の老舗、富士コンピュータ株式会社がAIを搭載した介護支援ロボットの研究拠点として工場を設立、注目されています。

そこで今日紹介するのが…

田巻

 AI 搭載介護ロボット、名前は「ふくちゃん」です!

日常会話の他に、ゲームができたり歌を歌ってくれたりする対話型のロボットだそうです。

「ふくちゃん」の名前の由来とかも聞いてみたいですね!

大楽

今日は、そのAI搭載介護ロボットの研究開発をする、富士コンピュータ株式会社 代表取締役社長 森和明さんにお話伺っていきます。リモートでお届けしていきます。

よろしくお願いいたします!

森さん

よろしくお願いします。


「ふくちゃん3号」とは?

大楽

本社を兵庫県加古川市に置く、富士コンピューター株式会社

ソフト・システム開発のアウトソーシング|富士コンピュータ株式会社 (fujicomp.co.jp)

ホームページを拝見すると、色々な事業展開をされてらっしゃるんですけど…
具体的にはどのような事業を行っているんですか?

森さん

AIロボットを、福島県と兵庫県との両方で開発しているのがいま一番の事業です。

それ以外に5つくらい事業をやっておりまして、「富士通」という会社のディーラーをやったり。
それからSEを50人くらい人材派遣しております。
それから、 相生学院高等学校という高校や、コンピューター専門学校をやったりしてるんです。
人材を紹介する事業や、ネット通販事業などもしております。

大楽

コンピューターからネット通販、そして学校まで本当に幅広くやられていますよね。

田巻

すごいですよね!

大楽

さあそして、「ふくちゃん」。いったいどんなロボットなんでしょうか。

森さん

福島県で生まれたから「ふくちゃん」なんですけれども…。

田巻

かわいらしい!

森さん

犬型のロボットなんです。犬が喋るロボットなんです。
おばあちゃん、おじいちゃんと会話をするロボットですね。

大楽

普通に会話できるんですか?

森さん

おばあちゃん、おじいちゃんの声を聞き取って、それに対して答えますし、こちらから喋りかけた話を聞いてまた返すと、会話ができるようになっています。 

田巻

すごい…!

森さん

それからカメラがついてますから、おばあちゃんの顔を認識したりしています。

それから、お天気の話であるとか、趣味の世界の話もしますし…。

それをどんどん進化させてるんです。ネットで繋いでますから、どんどん進化していくんですね。ですから出来合いのロボットで、買った時の性能からネット上でどんどん書き換えを行っていきますので、言葉もどんどん入っていきます。

田巻

アップデートみたいな感じですかね。

大楽

ちなみに大きさはどれくらいなんですか?

森さん

30センチぐらいの高さで…見えますか?

森社長とふくちゃん3号

大楽

今ちょっと僕たち見せていただいてるんですけど…。

田巻

抱きかかえられるくらいのちょうどいいサイズなんですね!

森さん

この帽子の中にカメラが入ってます。
そしてぬいぐるみの中に、いわゆるラズベリーパイという小さなコンピューターが入っておりまして。そしてモーターが4つ入っておりまして、首を振ったり手を動かす事が可能になっています。

大楽

いま「ふくちゃん」に話してもらうことってできますか?

森さん

はい、できますよ!

田巻

聞きたい!


ふくちゃん登場!

大楽

内容的にはどんな内容を話すんですが?
先ほどはお天気とか基本的なことであったりとおっしゃっていましたが…。

森さん

日常会話ですね。大体5歳程度のこどものイメージです。

ふくちゃん

「起きました」

大楽

おっ!しゃべりはじめましたね!聞こえてきた!

森さん

ふくちゃん、元気ですか?

ふくちゃん

「あなたは元気ですか?」

大楽

あはは!逆に聞かれちゃった!

田巻

かわいい!

森さん

名前は?

ふくちゃん

「ふくちゃん3号です!」

大楽

へぇー、ふくちゃん3号って答えてましたね!

森さん

年齢は?

ふくちゃん

「6才です」

田巻

今喋ったのと同時に手を上げましたよ!

大楽

すごい!動きもちゃんと付くんですね!

田巻

ほんとにかわいらしい!

森さん

出身地は?

ふくちゃん

「福島県 南相馬市です。」

大楽

すごいなー!いま「ふくちゃん3号」のお話があったんですけど、1号2号もあったんですか?

森さん

1号2号があって、改良版で3号となってます。

田巻

3号までくるにあたって…

ふくちゃん

「○%×$☆♭#」

大楽

おお!喋ってる喋ってる!(笑)

田巻

3号までくるにあたって、苦労されたことはありますか?

森さん

もう試行錯誤の連続でした。

大楽

何年ぐらい前から開発されたんですか? 

森さん

もう4年はかかっております。開発費は3億ですね。

田巻

そんなにかかるんだ…!

大楽

ふくちゃんどうもありがとうございました!

森さん

さよなら!

ふくちゃん

「バイバイ!」

大楽

すごいなあ…!

森さん

こんな感じで、もっといろんなことやります。ダジャレを言ったり、体操したり、歌を歌ったりします。


田巻

「ふくちゃん3号」がつくられたきっかけって何だったんですか?

森さん

私が仕事をしながら5年間ほど、母親の介護を夜中に一人でしていた経験上…母親は寂しがるんですね。話しかけたいんですね。昼間寝てたりしますから、夜は 3時間ごとに起きるわけです。3時間ごとに話し相手にならんとダメなんですね。その介護をするためのロボットなんです。

大楽

じゃあやっぱり、森さんのその経験が生かされて、こういうもの作ったらいいだろうっていうので開発が始まったのが「ふくちゃん」。

森さん

私は一人でずっと母親の介護をしましたけれど…。 私は体力があったのでともかく、昼間はずっと仕事をして、夜ずっと朝まで3時間ごとに1回起きて会話したりする体力は、普通の人では365日何年ももたないんですよ。

その後母親が亡くなって、やっぱこういうことができるロボットあればいいなと思ってつくることにしたんです。

大楽

なるほど…。

ちなみに「ふくちゃん」っておいくらなんですか?

森さん

250,000円です。

大楽

そうなんですか!

森さん

ただし、福島県のご厚意で、125,000円の半額補助してくれることになりました。ですから125,000円で買えます。

大楽

なるほど…、先ほど森社長がおっしゃってたように、夜中に起きたりとか誰かに頼んだりとかするのを考えたら、125000円って安いですよね。

 森さん

大阪大学 医学部の大野ゆう子先生のアドバイスを頂きながら、改良に改良を加えております。


森社長と福島

大楽

「ふくちゃん」の話をいろいろ聞きましたが、「ふくちゃん」の研究拠点となっているのが、福島県双葉郡浪江町ということで。

浪江町で研究されるようになったきっかけや経緯を教えていただいてもよろしいですか?

森さん

もともと私が今日生きているのは…。

私の父親が戦時中、特攻隊員だったんですが、千島の択捉島というところから行きしかない飛行機で福島に帰ってきたわけです。ですから福島にはすごく思い入れがありまして。当然津波だとか原発で被害を受けた福島に対して心を痛めておりまして…。

できれば福島のどこか、海岸線のところで何かお役に立つことができないかなと思っていたところ、当初は南相馬市でAI技術研究所を作り、さらにロボットテストフィールドというところでソフトウェア開発を行っていました。

【福島ロボットテストフィールド】2021年1月2日放送分


しかし自前の建物、工場や施設が欲しかったので探していたところ、浪江町とか福島県の方から、いい建物があるから使いませんかと提案頂いて、それに乗ったという形です。

大楽

こういう経緯があって、浪江町の方にお越しいただいたかと思うんですけど、この「ふくちゃん」、浜通りの介護福祉施設でも実際に使って頂けたそうですね?
利用者の方からはどのような意見が届きましたか?

森さん

非常にかわいいとか、面白いとか、また少しマンネリ化してるとかいろんな声をいただきましたが、評判は非常に良かったというふうに認識しております。 

大楽

浪江町の AI 技術研究所、今年5月から本格的に稼動されたということなんですけど、こちらの地元福島の雇用などはどうなんでしょうか。

ホームページ – 富士コンピュータ株式会社 AI技術研究所 (ai-giken.net)

森さん

こちら福島県浪江町の町長さんから、企業誘致の方からのご支援いただきながら、人材を募集して、今現在全員で10人くらいおるんですが、そのうち5名ほど現地近辺の方々をお雇いしています。

ただし、その方々は皆さんロボットのことを知らない、全く白紙の状態の方たちばかりだったんですが、時が経ちいまや私よりできる人が何人もでております。

大楽

すごいですね、今年の5月ですよね!

森さん

そうですね。
皆さん福島の方々は、私たちの事業が単にお金儲けだけじゃなくて、社会的に意義があって、自分たちが作ったものがつくったものがお年寄りたちをケアできる、日本が高齢化社会をどんどん迎えるにあたって、医療費・介護費がどんどん膨らんでるのを抑えている事業をやっているんだと。

私は、生意気なことを言いますが…この事業は高齢化社会の日本、あるいは中国や韓国など同じ状況の国、そうした状況を救う事業をやっているという意識をもって、使命感でやっているつもりです。

田巻

人のために…素敵ですよね。

大楽

森社長の、何歳になっても衰えることがない想像力とか、そういったもの福島のためにお力を貸していただきたいなってね、いま話を聴きながら思いました。

森さん

私は 実年齢は70歳なんですが…

大楽

えっ!そうなんですか!お若いですね…!

田巻

どうしてずっとエネルギッシュで頑張り続けられるんですか?

森さん

私は実は…マグロのような人間でして…(笑)立ち止まるとその都度こう…ぽっくりいっちゃうんじゃないかと。

私の父親もまさに同じような人間でして。私が高校生の頃3者面談に行きますと、先生が私のお兄さんだと勘違いするほど、父親も非常に若かったんです。
その代わりピタッと止まるとすぐぽっくりいってしまいますので(笑)

生きてる限りは全力で、私の人生は福島にささげようというふうに思っている次第です。

森 和明 取締役社長

今回は、「 浪江町(なみえまち)で生まれた介護ロボットに注目!」と題して

富士コンピュータ株式会社 代表取締役社長 森和明さん

お話伺っていきました。ありがとうございました!

次回もよろしくお願いいたします!!

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