「オムニア・コンチェルトの未来~CO2から地域活性化へ~」2021年8月28日放送分

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今週のゲスト:株式会社オムニア・コンチェルト 
代表取締役 藤原慶太さん

田巻

今回も、株式会社オムニア・ コンチェルト 代表取締役 藤原慶太さんにお話を伺っていきます!

大楽

先週は、 CO2 にフォーカスして、 CO2 を使って CO2 を減らすという、独自のスマート農業の取り組みについてお話を伺ってきました。

【オムニア・コンチェルト~農業で目指す脱炭素社会~】2021年8月21日放送分

田巻

面白かったですね!

実はそもそも、別の仕事をされていたというユニークな経歴をお持ちとのことで…。

今週は藤原さんの経歴と、オムニア・コンチェルトの未来についてお話を伺っていきたいと思います。

ということで今回も、株式会社オムニア・コンチェルト 代表取締役 藤原慶太さんをお迎えしました。

よろしくお願いいたします!

藤原さん

よろしくお願いします。


農業に取り組むきっかけ

大楽

藤原さん、大学を卒業して最初に入社された会社からお伺いしてもよろしいですか?

藤原さん

はい。まあ…テレビ局に入りまして…、日本テレビに…入ったんですね…。

大楽

なんでそんな自信なさげなんですか⁉

藤原さん

自分としては合ってたなと思ってるんですけど。

最初の3年間は研究開発で、今で言うハイビジョンのカメラの開発とか。
あとはダイビングに行ったりして、水中班とかやってたんですけど、水中カメラの開発とか、そういうのを最初手がけてましたね。

で、15年いたんですけど、後半8年はもうずっと報道にいまして。

9.11が起きた時は泊りの責任者だったんで、11か所中継を出して。
そして1ヵ月後にはアフガニスタンに行ってたっていう…。
当時やっぱり戦争が多かったり、災害が多かったんで。
三宅島の噴火なんかは、民放・NHK含めて一番私が行ったんじゃないかな。

大楽

なんか…なんでそういうふうなテレビ業界にいた方が、いきなりこの全く真逆と言うか、農業や CO2 の世界に飛び込んだんですか?

藤原さん

話すとめちゃくちゃ長くなって、この番組内に収めるのは大変ですけど…(笑)

あの…、独り身だったらよかったんですけど、当時結婚して2年目ぐらいで、やっぱりそのアフガンだ、イラクだとか、三宅島だとかやっぱりね…。
最後にアフガンとか一か月くらい行っちゃうんですけど、最後にカミさんが泣いてるような画で終わってるんですよね、自分の中でね。

田巻

そうなんだ…。

藤原さん

そんなことばかりやってるとちょっと子供生まれたから…というのもあって。

また当時色々、大学時代からお世話になった方々から経営やらないかとか、クリーンエネルギーに関するような、そういう事業をやらないかとかいろいろお誘いがあって。
自分としても経営者っていうものに少し魅力を感じてたんで。

で、ベンチャーやって、その後バルブ会社の経営も少しやって。その時に CO2 の事業を始めつつ、農業の方にだんだん。植物工場から入ってたんですけどね。

大熊町の「㈱ネクサスファームおおくま」におけるCO2局所施用システム。葉群の中に青い配管が、それぞれの列に入っていく様子がCO2施用配管です。(藤原さん談)
「㈱ネクサスファームおおくま」で使用されている液化炭酸貯槽タンク。このCO2は、石油精製プラント等から排出されたCO2の再利用。(藤原さん談)

大楽

元々クリーンエネルギーとかにも興味あったんですか?

藤原さん

そうですね。

ハワイで行われた水素エネルギー学会に、私と広中先生っていうフィールズ賞を受賞した先生とか、あと当時水素エネルギー学会の太田先生とみんなで。

広中平祐

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%83%E4%B8%AD%E5%B9%B3%E7%A5%90

太田時男

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E7%94%B0%E6%99%82%E7%94%B7

ハワイで、当時の液体水素で走る”武蔵8号”っていう、日産のフェアレディZが音もなくキーーンって走っていくのを見て、いつかこういう時代が来るなと思って。

「武蔵 8 号」:液体水素ポンプを搭載した、日産フェアレディ Z オートマスポーツカー
水素エンジンを搭載した日本初の自動車「武蔵1号」の系譜

夏休みを自分でとってみんなと一緒に見に行ったりしたんですけど、日本テレビの時に。
こういう時代になった時に、何をやればいいかなとか、いろんなことを思ってて。

で、そのバルブ会社で CO2 のバルブの開発とか、液体水素のバルブの開発をやってて、農業に少しずつ入っていって。最終的には CO2 の事業でこれはいけるなと思って。

でも、「藤原、色々やるな」と。あれこれやるタイプだって言われて。
ですので、もう農業、 CO2 に絞った会社として、「株式会社テヌート」を立ち上げて、そこから徐々に実績をつけて。

昨日もお付き合いがあって、熊本の八代の大生産地のトマト農家さんから、このシステム良いからって言って、当時で1500万円ぐらいの事業案件を頂いて。これだと。
あと沖縄の農業試験場さんとか福岡農業試験場さんとか北海道農業試験場さんから、このシステムは良いからと言われて、色々受注頂いて。
これだと独立できるなっていう感じで、それで独立したんですね。それがテヌート。

大楽

いつぐらいだったんですか?

藤原さん

2013年ぐらいですかね。


オムニア・コンチェルトが目指す未来

田巻

ここからは、株式会社オムニア・コンチェルトが目指す未来についてお話しいただけますか?

藤原さん

実はオムニア・コンチェルトっていうのは今年(2021年)3月に立ち上げたばかりの会社で。

なぜ立ち上げたかというと、実は3年くらい前から、日本の研究所で「森林総合研究所」というものが茨城にありまして、そこで林木の育種をやって実証してるんですけど。

「森林総合研究所」

http://www.ffpri.affrc.go.jp/


実はそこで無花粉のスギとヒノキを育ててるんですが、そこに CO2 をあげるとですね、本来は2年、育種するのに必要なのが、1年で済んじゃったりするんですよ。1年で、端的に言うと5倍ぐらいまで大きくなっちゃった。これは面白いと思ってですね。

それと、どっちかって言うと農業ってみんながどんどん入ってくんですけど、林業って割とまだ野放図で

仕組みづくりがまだしっかりしてないのと、林業の離職者もちょっとだいぶ出てきちゃってるなあと。ここでなんとかしないと…。
というのは、日本の風土の70%が森林なんですよね。ここをうまく利用して、特に地方都市の活性化とか、そういうのをうまくできればということと、やっぱりせっかく今までやってきた CO2 の技術を何か使えないかなと。

でたまたま今、いわゆるエリートツリーとして無花粉のスギとかヒノキのニーズがすごいあって、スギだけで年間2000万本ぐらいあるんですけど、今私が絡んで育てられてんのが数百本ぐらいで。
これを今年1万、2万本育てられるような施設園芸としてのハウスで育てて、これができるになってきたら、山はある程度切り離しながら。

今度はあと、木製のバイオマス発電所
燃やしながら、 実はCO2 出ちゃうじゃないかって言うところを、その出た CO2 を今まで空気中に放出してたのを、森林とか、あるいはさっきのエリートツリーを育てたりとか、あるいは施設園芸とか。

あと廃プラの問題で、ビニールハウスも実は燃やすとダイオキシンだったりするので。
今度超大手のフィルム会社さんと組んで燃やせるフィルムを使ったりとかして。それも植物由来の、ダイオキシンが出ないとかそういう環境に優しいフィルムで。

そういうのを使って、いままでパイプハウスとか軽量鉄骨のハウスだったのを、木で作ろうかと思って。

木で作ることで、例えば湿度をコントロールするっていうのも、パイプハウスとか軽量鉄骨だと結露しやすいんですけど。

木だと自然に木が吸って、それが昼間光が当たると木に吸い込んだ湿気がまたハウスの中に拡散して。実はそれが植物にとってすごい良くて。

そういうことをして、バイオマス発電所を小さいながらも日本そこここに作って、その周辺を農地とか林地、林業の活性化する、で観光農園とか。

そういうCO2 から、少し大きな枠組みで街づくりみたいなとこまでかかわれればいいなと。
あと木でいろんなものを作る。そういう会社としてオムニア・コンチェルトってのを立ち上げて。そのベースなのは CO2 の制御だったり CO2 の有効利用なんですよね。

大楽

会社としては今後そういったことにも力を入れてきたいってことですよね。

藤原さん

こうやって叫び続けてると、いつか成るなというのがベンチャーをやっているとわかってきたので。

田巻

言うことが大事なんですね。

藤原さん

そうそう、自分で言ってると責任持たなきゃいけなくなるじゃないですか。
そうすると為せば成るみたいな。人たちの賛同も得られやすいという。

川内村での実証実験設備を、郡山市の降矢農園に移して実運用へ入ったハウスでのブルーベリー栽培の様子(藤原さん談)

2回にわたって、株式会社オムニア・コンチェルト代表取締役 藤原慶太さん

お話伺ってきました。

ありがとうございました!!

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