福島の旬な話題 ~大堀相馬焼 松永窯~
田巻
今週は…西郷村でリニューアルオープンされた大堀相馬焼松永窯 に注目!

田巻
さすが大楽さん!おっしゃる通りです!
実は東日本大震災のあと、浪江町にあった大堀相馬焼の多くの窯元は避難のため町を離れ、
それぞれの別の土地に製作拠点を移して大堀相馬焼の伝統を守ってこられたんです。
今日、ご紹介する松永窯さんは、中通りの西白河郡西郷村に移転。
これまで仮設工房で焼き物を制作されていましたが、今年3月16日に仮設工房を建て直し、リニューアルオープン。

西郷村で「大堀相馬焼」を制作・販売されていらっしゃいます。
ということで、松永窯 3代目 松永和夫さんにお電話でお話伺っていきます。
松永さん!よろしくお願いします。
松永さん
よろしくお願いします。
田巻
さっそくですが、リニューアルオープンされて3か月ほど経ちますが、どんな風にリニューアルされたのでしょうか?
松永さん
およそ300平方メートルの木造平屋にリニューアルしました。
これまで仮設であった「工房」と「販売所」の他に、お客さまが休憩できるよう、「交流スペース」も作りました。
また、これをきっかけに今後は陶芸教室も開催していく予定なんです。
大楽
休憩スペースがあるのはいいですね!


リニューアルされた店舗を写真でみているんですが、かなり広いスペースに大堀相馬焼の焼き物が並んでいますね。
どのくらいの数、販売されているのですか?
松永さん
今は湯飲みや茶わん、お皿など500~600点くらいあります。
中でも人気なのはタンブラーなんです。在宅で家呑みをする人が増えた影響か、タンブラーはたいへん好評です。
田巻
わたしも…毎日家飲みするんですけど…タンブラー気になってたんですよ!!
松永窯さんは、いろいろなコラボ商品もされていますよね。
福島を舞台にした大河ドラマ「八重の桜」の二重焼きの湯飲みや、
ももいろクローバーさんデザインの豆皿とか…。
伝統工芸品でありながら、新しい発想やデザインをとりいれた焼き物もあって、女心をくすぐられます。
大楽
ちなみに、その「ニ重焼きの湯飲み」って、湯飲みの構造のことで、
入れたお湯が冷めにくく、また熱いものを入れても持つことができるんですよね?松永さん。
松永さん
はい。「二重焼」という技法は、大堀相馬焼にしかない珍しい技法なんです。
もともと、大堀相馬焼は普段使いの陶器で、使いやすいように代々、創意工夫してきたんだと思います。
300年の伝統の中でつちかった技法なんですよね。
田巻
松永窯さんのホームページでは、たくさんの種類の大堀相馬焼が紹介されています。
気軽に工房に足を運べるまでは、もう少しかかりそうなので今は、サイトをチェックしながら松永窯さんを応援したいと思います。
松永さん、最後にリスナーの皆さんへひと言、メッセージをお願いします!
井島さん
今はお客様に来ていただくのは難しいと思いますが、
先々、機会があれば、ぜひ松永窯に立ち寄ってほしいと思います。 よろしくお願いいたします!
田巻
伺えるようになりましたら、私は陶芸教室をやってみたいです。
陶芸、やったことがないのでセンスがないかもしれませんが、その時は松永さん、よろしくお願いします!
大楽
大堀相馬焼と言えば、浜通りの浪江町大堀で300年続く福島の伝統工芸品ですよね?
そして、西郷村って、中通りの西白河郡にある村じゃないですか?