【eロボティクス】2021年6月19日放送分

今日のゲスト:株式会社eロボティクス 板羽昌之さん

大楽
今週も先週に引き続き、福島県南相馬市原町区(はらまちく)に本社をもつ「株式会社 eロボティクス」

代表取締役 板羽昌之さんにお話伺っていきます。

よろしくお願いします。

【eロボティクス】2021年6月12日放送分

株式会社eロボティクス
https://www.e-robo.jp/index.html

福島とのかかわり

大楽
今週は福島との関わりについてまずはお話を聞いていきましょう。

板羽さんは東京のご出身ということですが、実は福島県と縁が深いということで…?

板羽さん

実は大学卒業するまで東北に親戚がいると思ってなかったんですよね。 

田巻
そこまでですか!?

板羽さん
福島県にも行ったことがなかったんです。

今から450年ぐらい前の戦国時代、福島県は伊達政宗がいた頃は領地争いみたいなことをかなりしていたんです。

私の母方の祖先に、政宗と一緒に戦ってた牛坂左近という武士がいて、政宗と一緒に福島県内のあちこちで戦をしてたんですね。

結局伊達政宗の立場からすると、対抗する勢力に対してっていうことなんで何とも言えないんですけど、
今でいう福島県の人達に土地を荒らしたりしてかなり迷惑をかけた。

そこから江戸時代の安定期に入って、仙台の町奉行みたいな立場で幕末を迎えたんです。

そして幕末、明治になってから武士の制度がなくなりましたね。

大楽
なくなりましたね。

板羽さん
そうすると元々武士だったひとは困るわけです。何をやろう…と。

そこで様々な事業を興したんですが、明治後半、日露戦争があり大恐慌になってしまって。まさにバブル崩壊みたいに。
私の祖先は全部、事業から財産から失ってしまい仙台に住めなくなっちゃったんです。

その中で私の祖父は、そのむかし戦国時代に戦っていた相馬藩だった人たちに、明治以降になって助けられた。

いま私がいるのもそういう歴史があったから…ということが学校を卒業してからわかったんですね。

それが分かってから、やっぱり恩返ししないと、何かの形で役に立たなければと。
そういう面で縁というか因縁がある場所なんだろうなと

仕事でのかかわりと、自分の先祖のとのかかわりその土地とのかかわりっていうのがあるんです。

株式会社eロボティクス」が描く未来

大楽
これからの未来について、会社としてはどのようにご想像されていますか?

板羽さん
まず、対象とする事業領域が5つございます。
環境調査、スマート農業を含めての農林水産、ドローンによる物流、ドローンによるインフラ点検
そして陰圧クリーンドームのような防災利用、この事業領域については、まんべんなくこれからも対応していこうと思っています。

最新の気象観測用ドローン

そのなかで、未来に向けてどのように会社を舵取りして進めていくか。

バックキャスト思考という、未来の夢・ゴールから逆にたどってきて何をすべきかっていう考え方と、
フォアキャスト思考という、今から未来に向けて何をどう進めていくかっていう考え方があります。

「バックキャスティング」

未来のある時点に目標を設定しておき、そこから振り返って現在すべきことを考える方法。地球温暖化対策のように、現状の継続では破局的な将来が予測されるときに用いられる。

goo辞書「バックキャスティング」 https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0/

「フォアキャスティング」

過去のデータや実績などに基づき、現状で実現可能と考えられることを積み上げて、未来の目標に近づけようとする方法。

goo辞書「フォアキャスティング」https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%82%A2%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0/#jn-190809

コロナ禍だけ取ってもいつ収束しているのか分からない中、世の中これだけ不確定な状況になって、未来って一体どうなるんだろうって皆さん考えられてると思うんです。

未来予想図を立てて、そこから何をやらなくちゃいけないのかをバックキャストで考える、というのを
今までなら会社の社長とかリーダーが考えれば良かったんですが、
これからは社員全員が未来を描いて逆に辿って行動を起こすというやり方を詰める必要があるかなと。

さらにその中で、ある時はバックキャストで未来から遡るし、
ある程度見えたらフォアキャスト思考で現状から未来に向かって進む…
ということを繰り返しながら進めていき、会社としてそういう状態を育成することが一番かなと。

大人も子供も関係なく、「こういう風になりたいな」とか「こういう未来があったらいいな」と思うところを
今勉強しなくちゃいけないのか、体力つけなくちゃいけないのかっていうところをまず自分で考えるような社会にならないと、
なかなか日本も新しいものが出てこないっていう状況になるんじゃないかなと思ってますね。

田巻
福島県と一緒に描く未来は、どんな想像をされていますか?

板羽さん
「福島の技術を世界に」をコンセプトとしているので、
「福島の技術ってなに?」と言われた時に、ちゃんと製品化していないといけません。

どんどんものづくりによって形にしていきたいなと思っていますね。

大楽
ぜひメイドイン福島を世界中に知らせていただければと思います

二週にわたってお話を伺えて本当に良かったと思います。

「株式会社eロボティクス」代表取締役 板羽昌之さんにお話を伺いました。本当にありがとうございました。