【銀座農園】2021年4月3日放送分

大楽
FirstMaker~希望のストーリー~。大楽聡詞です。この番組は、新しい時代を切り開き日本に新たな産業を起こそうとしている企業や研究者にスポットを当て、彼らが目指す未来をお聞きし、震災の復興、そして新しい産業のリアルタイムな情報をリスナーの皆さんに感じてもらおうという番組です。この放送はFM岩手Datefmエフエム仙台ふくしまFMLuckyFM茨城放送bayfm以上太平洋沿岸5局をネットしてお送りしていきます。

そして今週も番組アシスタントは……

田巻果奈です。よろしくお願いします。今週もこうしてラジオで話せることが嬉しいですね。

大楽
田巻さん、無事大学4年生に進学できましたか。

田巻
できました。

大楽
よかったですね。この番組も無事新年度を迎えることができて、田巻さんも無事新年度を迎えることができたということで、リスナーの皆さんとですねこの市観光してお会いできることに感謝の気持ちで本当にいっぱいです。引き続きこの番組、FirstMakerをよろしくお願いします。

田巻
私も大好きな地元福島で頑張っている方々を新年度も取材し皆様に発信できることを本当に嬉しく思います。皆さん引き続きよろしくお願いします。

今日の話題:株式会社銀座農園 飯村一樹さん その後

田巻
さて今月の放送はいつもとちょっと違う指向でお届けして行くんですよね。

大楽
そうなんです。これまでは毎回新しいゲストの方をお招きしていましたが、今月はこれまでの総集編的な内容になります。今週は僕が単独で取材に行って話などもお届けします。

田巻
大楽さんが単独で取材されたんですね。楽しみですね。大楽さんの取材の模様は後半にお届けしていきたいと思います。
まず今週は今年1月に放送した株式会社銀座農園代表取締役飯村一樹さんのインタビューの模様を再編集してお送りしていきます。銀座農園さんはロボットテクノロジーを活用したEV農機の開発などを手掛ける会社です。お話を伺った飯村さんは不動産業、金融業を経験された後に、この銀河農園を設立されたユニークな経歴の持ち主です。銀座農園ではファーボットという独自に開発したロボットで農業の新しい形を模索・研究されています。それでは代表取締役の飯村一樹さんに伺ったお話、改めてお聞きください。

【銀座農園】2021年1月16日放送分

銀座農園では農家が行うべき作業を代替するようなロボットを作っています。ヒト型ではなく箱型で、動きながらデータの取得や草刈り、掃除を行うロボットです。田舎の衰退を目の当たりにし、もう少し田舎に貢献してみようと考え2007年に銀座農園を設立。2年後の2009年には畑を作りました。

農業分野でのIT化やAIの導入により、農業の経験を継承していくことが可能になります。これまでの農業は経験則で運営されているため、高齢化などに伴い経験した人がいなくなるとまた0から経験を積みあげることになります。これまでデータとして残してきていない技術や経験を継承するためにITやそれを運用するAIが必要になります。
ロボットの役割は人と同じように動いてデータを収集することです。これまではハウスの部分部分にセンサーをつけて、そのセンサーの届く範囲でのデータ取得になっていましたが、銀座農園で開発しているロボットは人と同じように動いてハウス全体のデータ化を進めていくため、より農家に近いデータを蓄積できます。室温、水温、季節による湿度の変化などのデータを自動で動きながら集めていきます。例えば素晴らしい農家になるとこの辺りは去年虫が湧いたことが匂いなどから分かります。匂いのデータ化は難しいので、虫が出るエリアのデータを毎年積み上げて虫が出やすい理由を探ることができます。これまで感覚的に農家が判断していた部分をデータから原因を突き止めることにより、未経験のアルバイトやパートが入ってもわかります。そうすれば後世に繋いでいくことができると考えています。このデータをもって、同じ環境を用意して農作物を作ることも理論上は可能です。

銀座農園ではファーボットという農業ロボットを開発しています。

FARBOT | SmartAgri Plus – 銀座農園
https://smart.ginzafarm.co.jp/farbot/

ファーボットは作業もある程度代替するようなロボットです。無人の農業、人がいなくてもできる農業を目指し、そのための機能開発をしています。箱にタイヤがついた形で、自動で動き回る”箱型ロボット”です。 自動で距離を測りながら動いたり、リモコンで動かしたりすることができます。ハウスの外の場合はGIS という衛星からの信号で自動で動く機能もあります。人の操作なしで移動ができるロボットです。データ収集のほかに、草刈りやブロワーを使った掃除が可能です。アシスタントをコンセプトに、1つのファーボットで色々な機能をつけることができるマルチユースという考え方で開発を行っています。農家の方1人に1台、もしくは1人で複数台を利用できるようにすれば、それだけ生産量が上がります。現在はロボットによる収穫の研究開発をしています。
ファーボットは2019年9月から販売が始まりました。単体機能で50万円、データタイプで90万円弱となっています。また、月額3万円から使用できるレンタルもあります。

大楽
1月の放送3ヶ月ぶりに聞きましたね

田巻
そうですねなんかもう3ヶ月で結構懐かしいなって感じになってしまいました。

大楽
やはりあの飯村さんのお話の中で僕が思ったのは、素晴らしい技術を継承したいというところがあって、やはりせっかくそこまで農業やってきた経験則の部分が例えば高齢化によってその方がなくなってしまったり、引退されてしまうと終わってしまう。だからデータ化するというところがすごい着眼点だな、いい着眼点だなと思って、日本の未来というか農業の未来を感じましたね。

田巻
AI で検証できるんですもんね。びっくりですよね。私はファーボットを使うことで無人で作業が出来るっていうところで、今までは大変っていう理由だけで若い人たちは結構農業は大変だからって離れてたと思うんですけど、こういったロボットの力を借りて若い人たちがまた集まってきてくれたらいいんじゃないのかなーって思いました。やっぱりこう農業って休みがないとか絶対こう足腰に来るって思いがちですけど、ロボットがやってくれるっていうんだったらちょっとやってみてもいいかなと思いますよね。

大楽
みんな忘れてるかもしんないけど食って毎日食べてるからね。

田巻
そうですね。忘れちゃいけない。一番大事なところですよね。

大楽
そうなんですよね。こういうのを改めて僕たちもこのラジオを通して知ることができたのでどうにか良い形でね。

田巻
そうですね、いろんな人に知ってもらいたいですね。

大楽
後半も銀座農園さんの取り組み、そして茨城県下妻にある研究農場のお話をしていきます。

銀座農園研究農場での取り組み

大楽
今日は1月に放送した株式会社銀座農園代表取締役飯村一樹さんとのトークの模様をお届けしています。後半は銀座農園さんの新しい取り組みのお話からお聞きください。

【銀座農園】2021年1月23日放送分

銀座農園は茨城県下妻に果樹の実験農場をこの3箇所を持っています。そこでは少しの土とシートで腰の高さくらいの葡萄・シャインマスカットを育てています。通常果樹は木が成長して実がなるまで4年ほどかかりますが、バケツ1杯程度の土とシートでは2年で実をつけることができ、糖度も通常20くらいのところが29までになりました。また、腰の高さに実のなる高さを揃えているため、収穫を楽にすることができます。また、この育て方であれば、コンクリートや砂利の上でもブドウを育てることができます。
設備投資は少しかかりますが、この方法であればこれまでよりも楽に果樹栽培を行うことができます。

大楽
近未来の研究をしていることがおわかりいただけたんじゃないでしょうかね。このトーク以外にも飯村社長に伺ったお話は1月に放送した番組のブログに掲載していますのでぜひそちらも読んで頂けたらと思います。
そして飯村社長との話にも出てきた茨城県下妻市にある銀座農園研究農場そちらへ先日伺ってきました。

田巻
銀座農園どうでしたか。

大楽
凄かったですね。びっくりしました。目から鱗と言うか、こういうところでいろんなもの作ってるんだなーって思いましたね。農場内はまずファーボットがあったのでファーボットを見せていただきました。

僕が行った時には2台ありました。データを収集するものではなくて草を自動で刈ってくれるファーボット、あとは作業をする時に一緒に回ってくれるファーボット。なので、例えば梨とかブドウとかを収穫した際にそのファーボットの上にカゴを置いて、そこに梨をどんどん置いてくイメージですね。そうするとファーボットは自分と一緒に歩いてきてくれると言うかついてきてくれるんです。

田巻
なんか可愛いですね、ペットみたいで。

大楽
そうですね。農場長の木下敦詞さんに色々とご案内して頂きました。木下さんはこの銀座農園に来る前に他の農園で働いていたので、この銀座農園の取り組みの素晴らしさをすごく感じていらっしゃいました。農場長の現場の声として銀座農園の特徴をこう話してくださいました。

木下さん
銀座農園の特徴は本当生産から販売まで全部やっているのでそこまで見越して一貫した作りって思って栽培してるのと、あとベンチャー企業らしく新しいことにも取り組んで行こうっていう気持ちが社長にあるので、新しいことに取り組むっていう面白さっていうのはすごい感じてます。あと畑の棚の作りとかもロボットに合わせて作ったり人間の働く人に合わせて作るっていう形も研究してますので、体の負担はかなり昔よりなくなってると思います。AI を使った計画的な栽培で休みもわりと取れるようにはなってるので。やっぱりどうしても忙しい時っていうのは休みなくなってしまう、収穫期とか花が咲いてる時とかやらなきゃいけない時は本当に集中してやらなきゃいけないんですけれども、それ以外の時はうまく休めるようにはなってます。銀座農園の特徴かなと思いますけどね。

大楽
というわけで茨城県下妻市に行ってきましたいかがでしたか。

田巻
ロボットの力を借りて、農業がもっともっと身近なものになっていけたらいいなと思いました。

大楽
農林水産省の資料によると平成30年度が食料自給率が37%だったんです。そしてこの目標を令和の12年度の目標としては45%まで引き上げたいということなんですね。なのであの木下さんがおっしゃったように今までは食べるだけだったけれども、今度は僕たちもいろんなアイデアとかねいろんな人たちの知恵を頂いて少しでも栽培の方に興味を持てれば食料自給率も上がってくんじゃないかなということでちょっと感じましたね。

田巻
そうですね。一人一人が関心を持って農業について考えていくべきですよね。

大楽
もうこのラジオがきっかけになってくれればいいなんて本当に思いますね。今後の銀座農園さんですが福島県でこれまでとはちょっと違う視点のロボット開発を考えていらっしゃるということです。いろいろ決まりましたらまたこの番組でも紹介していきたいと思います。

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